反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

2012年 06月 21日 ( 1 )

井岡vs八重樫

 WBC・WBA世界ミニマム級王座統一戦、井岡一翔vs八重樫東を視聴。

 1Rから前に出るのは八重樫だが、井岡は丁寧に左ジャブを突いて八重樫のガードをすり抜けていくと、タイミングよく右もヒット。序盤から八重樫の左目は腫れが目立つようになってくる。
 八重樫は前進して手数は出すものの、要所要所で当てているのは井岡。4Rまでは全て井岡が取ったように見えたが、ジャッジは三者とも38-38のイーブン。八重樫の圧力が思ったより評価されているか。

 八重樫はここまでの試合運びに自信を得たか、逆に井岡の方がペースを乱されたか、5R以降の中盤戦は八重樫が圧力を強め、打ち合いの場面が増えてくる。井岡はジャブでポイントが取れないと苦しくなってくるかと思ったが、逆に右やボディ攻めに切り替え、主導権を渡さない。8R終了時のジャッジは井岡2人、八重樫1人。

 井岡は9ラウンドこそフットワークで距離を作って逃げ切る気配を見せたものの、八重樫の圧力が止まらないと見るや10Rはインファイト。八重樫も両目の腫れがひどくなり度々ドクターチェックが入るものの、最後まで圧力を緩めることなく前に出続け井岡の一方的なペースにはさせない。最終ラウンドまで打ち合いを続ける両者に場内から大歓声が上がりながら、試合終了のゴング。

 判定は1ポイント差1名、2ポイント差2名の僅差で井岡。僅差の勝利で熱戦を制し、日本人初の統一王者に。

 もっと井岡が点差をつけていたような気もするし、逆に言えばもっと点差が開いておかしくないところを、八重樫が力づくで接戦に持ち込んでみせたともいえる。八重樫は決して力任せに押し続けたわけではなく、アマエリート出身ならではの丁寧な試合運びで井岡のペースを崩したのはお見事。統一戦の名にふさわしい、本当に見応えのあるいい試合でした。

 既定路線からいけば王座返上、階級転向となる井岡。2階級・3階級制覇目指して引き続き突っ走ってほしい。そのためにはローマン・ゴンザレスに早めに上の階級へ行ってほしいんだけど。

 内藤の解説がひどかった。人気ブログランキングへ
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by nugueira | 2012-06-21 11:50 | ボクシング | Comments(3)