反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

2010年 08月 25日 ( 1 )

映画『レスラー』

 ミッキー・ローク主演の『レスラー』を遅ればせながら拝見。いやー、グッときた。

 ストーリーやミッキー・ロークの演技がいいのはもちろんなんだけど、プロレスを多少なりとも見ている(あるいは見ていた)人間にとっては、細かい設定がいちいちツボにくる。

 主人公がファイトマネーだけでは食べていけないのでスーパーでアルバイトをしているところに始まり、試合前の対戦相手との打ち合わせ、レスラー仲間からステロイドその他の購入、薬の使用と体の酷使が祟って心臓病で倒れてしまう・・・などなど、話の内容がいちいちリアル。この映画の監督なり脚本家なりは実際にプロレスが相当好きなんだろうなあ。歩いている主人公の背中をカメラが追いかける構図が多用されていることもあり、見てるうちに「これはドキュメンタリーか?」という錯覚にもとらわれてくる。

 とどめなのは(ストーリーの序盤の方だけど)、主人公がCZWで試合する場面。ミッキー・ロークがネクロ・ブッチャーとの打ち合わせで

 「次の試合はステープル使ってみようか」
 「えっ、ホッチキス・・・?」
 「あれ、初めて?大丈夫、見た目はエグいけど小さい穴と少し血が出るだけだから

 というやりとりをした挙句、ラダーやら鉄条網やらを駆使したハードコアマッチをやりきっちゃうわけですよ。もうミッキー・ローク、本当に凄い。役者の鑑。これでオスカーが取れなかったのは本当に残念。

 というわけでプロレスに多少興味のある方は必見の作品ですが、ウィキペディアを見たら

 「当初ニコラス・ケイジ主演で計画が進められていた」 

 という驚愕の情報が。

 ニコラス・ケイジ、レスラー役をできるほどの体格だったか?それとも彼も一流の役者バカ、もし出演が決まっていれば完璧な肉体を作り上げてきたのだろうか。これはこれで見たかった気がする。
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by nugueira | 2010-08-25 23:47 | 雑記 | Comments(0)