反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

2010年 08月 23日 ( 1 )

SRC14の感想②

ジョルジ・サンチアゴ○-×三崎和雄(5R TKO)
 試合間隔がやや空いた三崎だが、序盤からいい動きを見せる。1Rに繰り返しテイクダウンに成功すると、2Rにはサンチアゴをフロントチョークの体勢に捕らえる。何とか凌ぐサンチアゴだが、2Rまではポイントを取られ続けている印象。
 3Rにようやくエンジンが掛かったか、サンチアゴが攻勢に。ハイキックからのパンチで三崎からダウンを奪い、一気に主導権を奪い返す。
 このままサンチアゴが押し切るかと思いきや、ここで底力を発揮してしまうのが三崎の凄さ。4Rにサンチアゴの跳びヒザをかわして左のパンチを叩き込み、ダウンを奪い返す。ここから三崎はパウンドの連打でサンチアゴを追い詰めるものの仕留めきれず、逆にラウンド終了間際にサンチアゴにパンチで再びダウンを奪われる。
 両者死力を尽くした状態で迎えた最終ラウンド。ポイント的には三崎がリードしているはずだが、反撃の余力が残っていたのはサンチアゴだった。開始早々にマウントポジションを奪うと肩固めの体勢へ。三崎は一度はスイープに成功するものの、サンチアゴが再びマウントを奪い返すとほぼ無抵抗の三崎へパウンドの連打。残り30秒のところでセコンドがタオルを投入し、シーソーゲームの死闘に終止符が打たれた。

 しかしまあ、三崎の「ここ一番の大勝負では『一生に一度できるかどうかの名勝負』をほぼ確実に見せてしまう」能力の高さは何なのか。前回のサンチアゴ戦も5Rまでもつれ込む死闘だったけど、今回もそれを上回る大接戦を演じてしまうのだからこれはもう賞賛する以外にない。
 正直最近のSRCは惰性でPPV観戦を続けている面がなきにしもあらずだったんだけど、今回は視聴料を回収できる文句なしの内容。「これだから格闘技観戦は面白い」と久々に実感してしまった。
 まあSRCの今後を考えると、三崎を上回る挑戦者をサンチアゴに用意できるか、という点で非常に不安がつきまとうのだけれど。
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by nugueira | 2010-08-23 23:05 | SRC(戦極) | Comments(0)