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by nugueira
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6/12 全日本キック観戦記

6月12日(日) 全日本キック~EVOLUTION~

 あまり楽しみなカード編成ではないが、前回トーナメント1回戦を見た行きがかりもあるのでとりあえず会場へ足を運ぶ。こういう「いわれのない義務感」的な観戦をするのはけっこうひさしぶり。

第1試合 中村高明○-×小松隆也(3R TKO)
 1回戦で判定負けだった小松が、対戦相手の負傷により繰り上がり準決勝進出。もとから小松の勝った試合だと思っていたのでちょうどいいけど。
 始まってみると中村が細かいパンチの連打と組み付いてからの膝蹴りで圧倒。小松に攻め入る隙を与えない。結局3Rにヒジによるカットでレフェリーストップがかかり危なげなく決勝進出。
 1回戦は体のデカさを生かせていない印象だったけど、この試合は動きの良さが段違いだった。やはりベルトを前にエンジン全開ということか。

第2試合 TOMO○-×江口真吾(2R KO)
 1R早々にTOMOのハイキックで江口がダウン。クリーンヒットではなく江口も挽回する気満々の気配だったが、2Rに入ると簡単に3ダウンを奪われ、TOMOが予想どおりの圧勝。
 何というか、一発一発の威力が段違いという印象。

第4試合 藤井徹×-○ファイヤー原田(2R KO)
 「スクールウォーズ」のテーマ曲で入場してきたファイヤー原田は、リングイン早々気合を入れているのか何なのかよく分からないアクション。文章では表現しにくいが「番組の企画でむりやり試合に出させられたお笑い芸人がこういう気合の入れ方しそう」と思った。
 こういう手合いに限って試合の方は尻すぼみかと思いきや、2Rにフック1発で鮮やかなKO勝利。またもオーバーリアクションを取るファイヤーに場内大歓声。
 キックの興行では前座に思わぬ掘り出し物(主にキャラクター面で)を見つけることがままあるが、今回のファイヤー原田はその典型例と言えよう。本来はJ-NETの選手みたいね。

第5試合 宝樹まもる×-○箱崎浩康(3R TKO)
 以前「Number」の格闘技特集で紹介されていた宝樹は元自衛官。自衛隊の格闘技大会チャンピオン→ボディガード→空手という経歴を経て現在キックで活動しているんだと。
 1Rに箱崎のフックがタイミングよく入りいきなり宝樹がダウン。しかし試合が盛り上がるのはここから。ひるまずに遮二無二パンチで前へ出る宝樹に、箱崎も必死の応戦。毎回こういう試合運びをしてくれる(全試合見たわけじゃないけど)宝樹は生まれながらの名勝負製造機といったところか。
 とはいえ結果が伴うかどうかは別問題なのが格闘技の厳しいところで、攻めの正確性に勝る箱崎が終始優勢。最後はヒジによるカットでTKO勝ち。客は十分盛り上がったけどね。

第8試合 TOMO○-×中村高明(判定)
 ミドル級トーナメント決勝。一応会場内は「ホーム」である中村を応援する人が多数派のよう。私はどっちでもよかったけど。
 これまでと同じようにTOMOが一気呵成の攻めを見せるかと思ったが、意外と静かな立ち上がり。むしろ中村の動きのよさの方が目立つ。
 これ以降のラウンドもTOMOが一応有効打は入れるけど決定的な連打には至らず、見せ場のないまま5R終了。中村の押せ押せムードとそれを後押しする歓声の印象が強かったが、結局無難にペースを握ったTOMOの判定勝利。
 なんだかなあ。ベルトを目前にして安全運転に徹したか?きれいに全試合KOで締めればそれなりに説得力のある戴冠だったと思うんだけど。
6/12 全日本キック観戦記_d0010886_2253846.jpg

 やっぱり見に行かなくてもよかった興行だったかな。

 観戦記は早目に書かないと記憶があやふやになってくるね。人気blogランキングへ
by nugueira | 2005-06-17 23:57 | 全日本キック | Comments(0)