DREAM.7の感想①
2009年 03月 09日
大塚隆史×-○ビビアーノ・フェルナンデス(判定)
序盤の寝技での苦しい展開をなんとか凌いだ大塚が1R後半から徐々に盛り返すものの、2Rに再びグラウンドの展開へ持ち込まれ判定負け。大塚としては打撃に活路を見出すしかないのは明らかだったわけで、もうちょっと思い切りよく攻め込んで欲しかった。
ビビアーノは寝技ではそれほどインパクトはなかったものの、スタンドの技術がかなり向上しており、総合へのアジャストを着実に進めている印象。
チェイス・ビービ×-○ジョー・ウォーレン(1R TKO)
ウォーレンが総合デビュー戦とは思えない思い切りのいい打撃で序盤から攻勢。予備知識なしで映像だけ見ると、どちらがWEC元王者でどちらがデビュー戦なのか分からなくなってくる。
ビービは様子を見てるのかな、と思っているうちにズルズルとペースを握られてしまい、最後はヒザ蹴りで額をカットしTKO負け。優勝候補の一角がいきなり姿を消した。
ウォーレンの勝ち方は文句なしの内容。「未知の強豪」ってのは探せば出てくるもんですな。
西浦“ウィッキー”聡生×-○エイブル・カラム(判定)
カラムの圧力の強さとしつこい寝技にウィッキー何もできず。試合終了間際にようやくパンチを入れるものの、反撃もすでに遅く判定で完敗。
カラムは下からも積極的に寝技をしかけてくる、最近のアメリカの選手には珍しいタイプ。ビビアーノや今成と戦ったら面白い展開になりそう。GPの台風の目となるか。
石田光洋○-×中村大介(判定)
石田が上を取り、中村の腕十字をきっちりガードしながらコツコツ攻めるも決め手に欠ける、というマルセロ戦やブギョン戦と同じような展開で判定勝ち。ちょっとスッキリしなかったものの、これはもう両者のスタイルの噛み合わせからしてしかたない、と思うしかないでしょう。中村は腕十字を防がれてから次の攻め手がないのが痛かった。
青木真也○-×デイビッド・ガードナー(1R チョークスリーパー)
青木はガードの状態からスイープしてバックマウント、さらに相手が体勢を入れ替えたところで三角へ。もはや様式美ですな。ここは相手に逃げられたものの、2度目にバックを取った状態でチョークを狙っているところで、ガードナーがいきなりカメラへ手を振ってアピール。隙ができたところを青木が締め上げてタップアウト。
いやー、これほどのバカ外人初めて見た。解説の須藤元気の「後でコーチに怒られるだろうなあ・・・」という突っ込みも面白かった。年末に「DREAM珍プレー好プレー」という番組があったら(絶対ないけど)、間違いなく珍プレー大賞ですね。
後半へ続く。人気ブログランキングへ