魔王 in オクタゴン
2009年 02月 25日
UFCが甘やかしたマッチメイクをするとは思えず、昨年DREAMであれだけぬるいカードを要求しておいて何なんだ、という疑問が拭えません。ヒール扱いがよっぽど嫌だった、ということなんでしょうかね。
「夏頃にUFCデビュー」ということは7月のUFC100以降でしょうから、この辺のタイミングで韓国大会か日本大会に打ってでるということなんでしょうね。わざわざ日本と韓国で記者会見をする辺りから考えても。
秋山には去年1年間失望させられっぱなしだったので、UFCでボコボコにされて欲しいという思いが少なからずあるんですが、大活躍しかねないのが怖いところ。良くも悪くもまだ強さの底を見せていない選手なので。
それにしてもUFCは契約してくれないヒョードルを「世界トップ5に入らない」とこき下ろす一方で、秋山については「ミドル級トップ10」という扱い。まあこの評価は妥当と言えなくもないんですが、挙げ句の果てには
「桜庭和志や三崎和雄らとの試合では人々を魅了した」(バウレビ訳)
という持ち上げよう。
おいおい、「2万数千人から一斉にブーイングを浴びた」とか「鼻をへし折られた」とかの記述がぬけちゃってるよ。あとあれなの?英語には「ヌルヌル」に該当する表現がないのかな?
実際問題、けっこう楽しみではある。人気ブログランキングへ
打撃も寝技もとっくに底は見えてると思いますが。
ボクシング出来るのでアメリカでの受けもよさそうですし、デニカンのようなスタミナ切れ?みたいな失速なく15分戦えるなら
ベルチャーら中堅クラスには負けないんじゃないだろうか。
1戦目を無難に勝って、2戦目で階級落としたヴァンダレイとでも組まれれば日本や韓国ではこの上なく盛り上がるでしょうね(盛り上がり方は違うだろうけど)。
去年はFEGとの契約を消化しただけで、おそらく初めからdreamに興味無かったんじゃないか。
お茶濁しとか煽ってた選手もいたが結局は的外れだったみたいだ。
旧DSEが入ってきてあれだけ露骨に旧PRIDE系中心でやられたら、そりゃ秋山も宇野もやる気失くすよ。
まあブーイングに関しては完全に自業自得だけど。
去年は韓国で人気が爆発して本人も浮かれてた部分もあるだろうけど、元来、勝利や名誉には貪欲な人間だから、米国で一旗上げてやろうってのは自然な選択だとは思うな。
反則しておいて言い訳で誤魔化そうとする人間のメンタルが強いとは思えない。
あとのりしろじゃなくて伸びしろでしょ。
主催者側は元PRIDEファンを取り込みたかったから、PRIDEのスタッフを連れてきて、PRIDE流の演出をさせて、PRIDEファンに人気ある青木や川尻をやたらプッシュさせた。
宇野のシード件も宇野がPRIDE系選手(石田や川尻)の仮想敵、魔王秋山は青木の仮想敵。
どっち目線で煽られたか考えれば圧倒的だろう?
バランス感覚を失った一方を持ち上げる煽り方。
私はPRIDEもPRIDE系選手も好きだけど、最近の煽りVやスタッフとの身内感丸出しの青木の発言なんかは正直気持ち悪さを感じる。
もう少しフラットな立ち位置でやって欲しい。
青木の調整試合のためにわざわざ格下と契約するなんて酷過ぎる。
秋山は最初から青木関係なくお茶濁し。で楽したいの丸出しの吉田戦アピール。
煽りVでも宇野はまったく悪役じゃなかった。ヒールは秋山のみ。
PRIDE勢の敵に仕立て上げられた~なんてのは妄想でしかないでしょw
肯定・否定それぞれの立場から多くのコメントを頂き、ありがとうございます。良くも悪くも秋山の存在感の大きさが浮き彫りになった感じですかね。
秋山は昨年の戦い振りからは期待できる要素が全くといっていいほどないんですが、それ以前のようなギラギラした部分を取り戻したら、という幻想が膨らんでしまいます。
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