反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

猪木VSアリ

 テレ朝の「伝説のスポーツ名勝負~いま明かされる舞台裏の真実~」でアントニオ猪木VSモハメド・アリ戦の舞台裏を取り上げていたので拝見。

 「猪木-アリ戦の放映に関する権利はアリ側が保有しているため、テレ朝も勝手に放送することはできない」という話を聞いたことがあるので、ダイジェストとはいえ全15ラウンドの試合映像を見ることができたのは驚き。

 試合自体は凡戦と言ってしまえばそれまでなんですが、めちゃくちゃなルール設定の中であの攻防を思いついた猪木のセンスはやっぱり凄いのではないかと思う。ローキックもけっこう当たってたし。

 アリはジャブ以外のパンチをほとんど出していなかったけど、やっぱり怪我せずに帰るのが最優先だったんですかね。「来日するまで本人はエキシビジョンマッチだと思い込んでいた」というエピソードも紹介されていたぐらいだし。

 ただこの試合に関しては、ルールや試合内容云々よりも、試合を実現してみせたこと自体が猪木サイドにとってものすごい偉業だと思うんですよ。
 K-1やPRIDEの「タイソン狂想曲」なんかを見ていても、ボクシングのヘビー級チャンピオンを相手にビジネスをするっていうのはリングに上げる以前の手間がものすごい大変なわけじゃないですか。今の価値に換算して20億円相当というアリのファイトマネーを掻き集めて、ルール調整も片をつけて、当日アリをしっかりとリングに上げてみせた。猪木とその周辺スタッフの並外れた努力と熱意がなければ、到底成立しない一戦だったわけで、「やっぱりこの頃の日本って元気があったんだなあ」という年甲斐もない感想を思ったりもしました。

 それにしても試合を振り返った猪木のコメントで笑ったのは「試合前にシューズの中に鉄板を入れようかと思ったけど、やっぱりやめといた」という一言。本当に入れてたら秋山レベルじゃない大騒動になっちゃうとこだよ。
[PR]
by nugueira | 2009-02-08 01:51 | 雑記 | Comments(0)