反り立つ壁に撃沈。


by nugueira
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全日本キックの感想(08年12月)

 続いて12月の藤原祭りの感想を。

海戸淳×-○遠藤智史(判定)
 1Rに海戸のミドルにタイミングよくパンチを合わせてダウンを奪った遠藤が、5Rにも組んでからのヒザで攻め立てて判定勝利。正直、これまで印象に残るような試合を見た記憶のない遠藤がベルトを巻くことには少々違和感を感じるのだが、今の全日本ライト級の層の薄さを考えると仕方ないところか。使い古された言い回しになるが、遠藤は積極的に防衛戦を組むなり何なりして、自分でベルトの価値を高めて欲しい。

山本優弥×-○クリストフ・プルボー(4R TKO)
 プルボーの前へ出続ける圧力を優弥は捌ききることができず、首相撲のヒザで徐々に主導権を奪われると、最後はヒジで切り裂かれTKO負け。プルボーは前座で初めて見た頃からいい試合をしている選手として印象に残っていたが、やはりベルト獲得にまでこぎつけた。
 今回の優弥の敗北は、K-1ルールとキックルールの二足のわらじを強引に履き続けた当然の帰結、と言えるのでは。ヒジ・ヒザというキックルール独自の武器を磨き上げてきたプルボーがキックルールで優弥に勝ったのは、ある意味当たり前の話だとも思う。とはいえ優弥もまだ24歳。ここからの巻き返しに期待したい。

中村高明○-×江口真吾(判定)
 お互いに長身ということもあってか、中村はヒジ・ヒザを有効に使ういつもの組み立てができなかった感じ。それでもパンチの回転の早さで江口に付け入る隙を与えず判定で防衛に成功。
 個人的には中村はヒジ・ヒザ以外でも戦えることの証明になったのではと思うが、やはり試合の面白さという意味では不合格か。解説の小林聡の「観客は星の取り合いを見に来ているのではなく、非日常を見るために来ている。お互いの気持ちを表現してほしい」というコメントが印象的だった。

小比類巻太信○-×ASH-RA(判定)
 重いローでダウンを奪った小比類巻が判定で完勝。格の違いを考えればKOで決めてほしかったところだが、復活に向けてとりあえずの足がかりを作ったというところか。
 ところで小比類巻の「太信」というリングネームは未だにしっくりこない。思い切って「小比類巻魔娑斗」とか「パッキャオ小比類巻」とかにした方が強そうに見えると思うのだがどうだろうか。

前田尚紀○-×ソルデティグレ・ヨースケ(判定)
 ゴングと同時にがむしゃらに突っ込んできたヨースケが前田の額をカットすることに成功。しかしこれで火がついた前田が、合計4度のダウンを奪う猛攻で貫禄の勝利。非常に前田らしい試合だったが、前田の持ち味を十二分に引き出して、最後までたち続けたヨースケもすごい。いい仕事する選手だなあ。

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by nugueira | 2009-01-12 22:14 | 全日本キック | Comments(0)