反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

全日本キックの感想(10月分)

江口真吾○-×貴之ウィラサクレック(6R TKO)
 どちらかというと貴之がパンチで押す場面の方が目立った印象だったけど、本戦は1-1でドロー。延長ラウンドで江口が肘をクリーンヒットさせ、貴之を切り裂きTKO勝利。連勝で勢いに乗る江口がタイトル挑戦権を獲得。

中村高明○-×白虎(2R KO)
 近距離の肘・膝で戦いたい中村と、中間距離のパンチで戦いたい白虎の我慢比べの展開だったが、体格に勝る中村が最後は膝で決着。戴冠以降の中村は戦い方に余裕と安定感が感じられる。ローブローが度々あったのは白虎にとって可哀想だったけど。

湟川満正×-○クリストフ・プルボー(5R KO)
 1R、プルボーの打ち下ろすような右肘がヒットし湟川がいきなりダウン。これで流れは一気にプロボーへ傾き、結局合計4度のダウンを奪う圧勝劇。湟川としては長丁場の消耗戦に持ち込めば有利だったと思うけど、1Rのダウンで全てが狂ってしまった感じか。プルボーは間合いの取り方、肘のタイミングが完璧といってもいいほどの完成度。優弥は苦戦は免れないどころか、王座移動も十分ありうるのでは。

山内裕太郎○-×望月竜介(3R KO)
 アッパーをまじえたコンビネーションで攻め込む山内と、ローをこつこつ重ねていく望月。実況も言っていたとおり、序盤から3分があっという間に感じてしまう濃密な攻防。
 2Rから望月のローが効きはじめた様子があったものの、3Rに山内が変則的な前蹴りで立て続けにダウンを奪うと、最後は跳び膝でKO。返り討ちで2度目の防衛に成功した。
 追い込まれた状況の中で、新しい技を出して勝ってみせる山内の引き出しの多さと精神力には脱帽。これならMAXへの再出撃も説得力十分でしょう。

 大会後、湟川と望月が相次いで引退を発表。両者ともベルトにはあと一歩のところで手が届かなかったものの、全日本キックの中量級戦線を支え続けた名バイプレイヤーだったと思います。今後リング上での姿を見れなくなるのは残念ですが、2人がこれまで生み出してくれた数々の名勝負に、心から感謝。
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by nugueira | 2008-11-15 14:55 | 全日本キック | Comments(0)