反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

戦極第六陣の感想③

 えらい間隔が空いちゃいましたが。

五味隆典×-○セルゲイ・ゴリアエフ(判定)
 ゴリアエフのリーチに手こずりつつも、落ち着いてテイクダウンも奪っている五味がこのまま押し切るかな、と思った2Rにゴリアエフのカウンターを食らった五味がダウン。最初はヒザを怪我したのかと思ったけど、スローで見ると単純に打ち下ろしのパンチが効いたということみたい。
 それでも3Rに五味が盛り返したので、まあ判定は五味勝利か・・・と思いきや、2-1でゴリアエフ。
 五味本人も戦極サイドも落胆してるだろうけど、見てるこっちもがっかり。五味が1月にタイトルマッチをやる説得力がなくなっちゃったよなあ。もっとも戦極はヒリヒリするシビアな空気のなさが課題だったので、そういう意味ではひとつの転換点になったと言えるかも。
 あと今回の試合を見て思ったのは、戦極はジャッジの際の合計ポイントを明らかにした方がいいね。同点の場合はマスト判定で全体を通じて優勢だった方が勝利、とすればいいんだし。今回の試合も1・3Rが五味の10-9、2Rがゴリアエフの10-8で、全体としてはマスト判定でゴリアエフ、という判定だったと思うんだけど、その辺は数字で示した方が競技としては正しいでしょ。

ジョルジ・サンチアゴ○-×中村和裕(3R KO)
 サンチアゴの圧勝かと思いきや、中村がスタンドのジリジリとした攻防に持ち込み、時折テイクダウンも奪いつつ最終ラウンドへ。このまま判定に行ったらひょっとするのでは・・・と思ったところで、サンチアゴのパンチがクリーンヒットし中村は轟沈。結果的には大本命のサンチアゴが前評判どおりの優勝となったけど、準決勝の消耗度合に開きがあるにも関わらず、これだけの接戦に持ち込んだ中村の健闘も賞賛に値すると思う。

横田一則×-○北岡悟(判定)
 横田の際の動きの速さとロープ外への逃亡で一本勝ちは逃したものの、終始グラウンドをコントロールし続けた北岡が、最後はパンチでダウンを奪うおまけつきで完勝。減量苦が指摘されていながらフルラウンドを戦い抜いたのは逆に自信になったのでは。
 北岡は戦極参戦以来、自分の持ち味であるグラップリングだけを前面に出してここまで勝ち続けているのがすごい。パンクラス時代はここ一番での日本人戦に勝負弱さを見せていたのが、この日は日本人2人を何の苦もなくなで斬りに。一皮むけたどころか、完全に化けちゃったな。

 「説得力のあるタイトルマッチ挑戦者を生み出す」というのが今回のGPの狙いだったと思うんだけど、その意味ではライト級・ミドル級ともに目的を十分に果たしたと言っていいでしょう。今回の興業単品での評価はともかく、1月に向けていい流れを生み出しているんではないかと。
 特にライト級に関しては「なんだかんだで最後は五味が勝っちゃうんだろ?」という思いがあったんだけど、今回の両者の試合内容を見るに、完全に分からなくなってきた感じ。北岡が勝ってもおかしくない、というより、6・4ぐらいで北岡が有利と見た方がいいんじゃないか、という気がしてきた。

 結局、泉の参戦はあるの?人気ブログランキングへ
[PR]
by nugueira | 2008-11-11 19:29 | その他(総合・寝技系) | Comments(0)