DREAM.6観戦記③
2008年 09月 26日
序盤は所が自分の距離をつかんでいるように見えたけど、山本の飛び込み様のパンチが当たると所が吹っ飛ぶようにダウン。ここは何とか凌いだものの、その後も山本が要所要所で有効打を入れて試合をリード。
所としてはレスリング勝負でのテイクダウンが難しい相手なだけに打撃でペースを握りたいけど、肝心のスタンド勝負も押され気味のままジリジリと不利な展開に。2R終盤間際に下からの腕十字でチャンスをつかむものの、山本のクラッチを切ることができず試合終了。判定でDREAM初敗北を喫した。
所はここは取らなきゃダメな試合だったでしょう。山本が勝っても軽量級戦線のこの後の展開が・・・。
ミノワマン×-○船木誠勝(1R アンクルホールド)
試合開始直後にグラウンドへ移行すると足関合戦へ。まあこの2人の来歴を考えるとこういう展開になるか。で、船木がアンクルを極めて秒殺で一本。うわっ、なんじゃこりゃ!
場内の客も大歓声というよりは「何で?」という感じの微妙な反応(だったように思う。)。流れからして、ミノワマンはここは介錯役の仕事を果たすべきだろう。なんで船木の首の皮をつなげちゃうかなあ。
桜井“マッハ”速人○-×弘中邦佳(判定)
マッハがスタンドで有効打を入れて主導権を握るものの、あと一歩が攻め切れず。結局判定でマッハが勝利。この階級の第一人者としての格を示した感じだけど、どうにも消化不良。マッハの試合ごとの出来にムラがあるのは以前からだけど、年とって減量がきつくなってるのかな。
秋山成勲○-×外岡真徳(1R 腕十字)
開始直後、客席から「秋山、死ね」というヤジが。あまりにド直球すぎて笑うしかなかった。
スタンド勝負なら秋山がポカする可能性もあるかな、と思ったけど、あっさりテイクダウンに成功すると後は秋山の独壇場。袖車を狙ったり、昔のヒューズがやったような両腕を固めて顔面をボコボコ殴ったり。最後は腕十字で一本を取ったけど、極めるチャンスがあっても遊んでた感じ。いじめっ子体質全開ですわ。
会場内の秋山への反応はブーイングと歓声が入り混じって、大晦日に比べると客が秋山の存在に慣れてきた、という感じ。今の秋山には「必要悪」という表現一番しっくり来ると思うけど、それだけにもっと秋山の存在感が引き立つマッチメイクをして欲しいんだよな。