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by nugueira
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ボクシング4大世界戦

 4大世界戦を観戦。さすがに3時間は疲れる。

 まずウクライナで行われたWBA世界スーパーライト級タイトルマッチでは、木村勇登が王者のアンドレイ・コテルニクに判定負け。木村って去年日本タイトルの防衛戦を見たときはトリッキーかつ隙がない印象を受けたんだけど、今回は後手後手に回り続けてズルズルとペースを持っていかれた感じ。持ち味を出し切ったとは言い難い試合内容だけど、これが海外での世界戦の難しさですかね。

 WBA世界スーパーフライ級王座決定戦は名城信男が河野公平を僅差の判定で下し、王座に返り咲き。放送ではカットされたラウンドが多かったので判断しにくい部分も多いんですが、序盤3ラウンドが名城のペースで中盤は河野が盛り返し、終盤3Rは再び名城が持っていった印象。名城は10ラウンドからアッパーが当たるようになり、それまでのいやな流れを完全に引き戻した。終盤の苦しい状況でも攻め方に変化をつけて打開できるあたり、大舞台の場数の違いを示したというところか。

 WBC世界スーパーバンタム級暫定王座決定戦は西岡利晃がナパーポン・ギャットティサックチョークチャイを圧倒。正直、最初は失礼ながら「西岡、まだ現役だったんだ」という感想しか持っていなかったんですが、完全に相手との距離を支配してましたね。8ラウンド終了時の採点で2点差が2人という予想外の接戦になったときは「何で?」と思ったが、最後まで集中力を切らさず押し切った。(もっとも、残る1人は8点差で西岡という採点で、これはこれでどうかと思ったが。)

 放送の残り時間と両者の試合スタイルから考えて、メインはやばい展開になるかなあ・・・と思っていたら、案の定WBA世界ミニマム級王座戦では新井田豊がローマン・ゴンサレスに4ラウンドTKOで破れ、4年間守り続けた王座から陥落。新井田の動きが悪いわけでは決してなかったと思うんだけど、それ以上にゴンサレスの圧力が圧倒的だったという感じ。あまりにあっけない幕切れだったけど、長期政権の王者が陥落するときっていうのは得てしてこういう感じなんですかね。
by nugueira | 2008-09-15 23:32 | 雑記 | Comments(0)