ボクシングダブル世界戦
2008年 07月 30日
WBA世界フライ級タイトルマッチは、坂田健史が久高寛之を大差の判定で破り4度目の防衛。序盤は久高がノビノビと攻めている印象が強かったけど、中盤以降は坂田が圧力と手数で圧倒。久高は中盤からはフットワークを使ってリズムを変えて、終盤はさらに真っ向からの打ち合いに切り替えたりと、打てる手は全て打ったという印象。それだけに坂田の安定感が目立った。世界戦の場数の差が大きいと思うけど、坂田はこういう我慢比べの展開にはめっぽう強い。こりゃ並の日本人じゃ崩すのは難しいか。
もう一方のWBC世界フライ級タイトルマッチは、内藤大助が判定での劣勢を跳ね返して、清水智信を10R逆転KOで下し3度目の防衛。
序盤は両者とも五分、中盤は内藤が完全にペースを握ったという印象だったので、8R終了時に清水が2-0でリードというジャッジには驚いた。清水がカウンターを上手く入れていたのは確かなので、有効打優先という基準であれば理解できなくはないけど。
内藤にとっては予想外の大苦戦だったけど、結果的に勝ち方の幅を広げて、王者の風格がついてきた感じ。
試合後の亀田興毅の乱入は余計だったなあ。内藤も露骨に嫌な表情浮かべてたし。亀田が今やるべきはパフォーマンスじゃなく、結果を積み重ねることだと思うのだが。まあ内藤にとって亀田戦がビッグビジネスなのは間違いないので、対戦が実現する可能性は高いんだろうけど。
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