CAGE FORCEの感想
2008年 07月 08日
戸井田カツヤ×-○徹肌ィ郎(1R TKO)
開始直後にパンチをクリーンヒットさせた徹が、そのまま離れ際のフック→パウンドで秒殺。全くガードを上げずにあらぬ方向を向いていたトイカツの動きは何だったのか。何かを狙っていたのかもしらんが、単に「ボーッとしている内に殴られちゃった」という光景にしか見えなかった。
水垣偉弥○-×藤原大地(1R TKO)
藤原が先にパンチで水垣をぐらつかせるものの、組んだ状態から離れ際にパンチをヒットさせた水垣が逆転KO勝利。ほとんどスペースがないあの体勢からのKOシーンって初めて見たかも。負けた藤原も、自分に何が起きたのか理解できてない様子だったし。
孫煌進○-×堀友彦(1R ドクターストップ)
スタンドでの攻防から、きれいに肘をクリーンヒットさせた孫が勝利。総合の試合でスタンドの肘をここまで上手く使いこなせる選手って、ちょっと思い当たらない。全くのノーマークだったけど、今後注目しておいた方がいいか。
アントニオ・カルバーリョ×-○星野勇二(判定)
6月のベストバウトにも選定した好勝負。1Rは星野がグラウンドを完全にコントロールするも、2Rからカルバーリョがスタンドで逆襲。このままペースを持っていかれるかと思った星野だが、3Rに粘り強いタックルで再度カルバーリョをテイクダウンすると、再びグラウンドを支配して文句なしの判定勝利。
カルバーリョのスタンド技術、星野の粘りともに素晴らしく、いい意味で事前の期待を裏切る名勝負に。難敵を退けた星野、このまま王座獲りまで突っ走れるか?
全体の感想として、「CAGE FORCEってこんなに面白かった」と思わされるほどの満足度。DREAMフェザー級がKID頼みの状態にある中、国内軽量級の最先端はCAGE FORCEにあり、と言ってしまっていいのでは。フェザー級・バンタム級ともに今後の展開が非常に楽しみ。