反り立つ壁に撃沈。


by nugueira
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DREAM.3の感想②

 ライト級GP3試合の感想を。結論から言うと「いいもの見させてもらった」の一言に尽きます。

川尻達也○-×ルイス・ブスカペ(判定)
 3年前の対戦と同じような展開だったけど、前回の対戦以上にはっきりした差をつけて川尻が完勝。正直、今のブスカペ相手なら大苦戦、ひょっとしたら取りこぼしもあるんじゃないかと思っていたけど、それ以上に川尻の充実ぶりが際立った感じ。去年のアゼレード戦もそうだったけど、川尻は寝技の下からの仕掛けを潰すのが非常に上手い。

ヨアキム・ハンセン×-○エディ・アルバレス(判定)
 開始早々、アルバレスの右がクリーンヒットして倒れるハンセン。すぐさまパウンドに行くアルバレスに対して、きっちりガードしたどころか下から腕十字を仕掛けていくハンセン。常人には決してたどり着けないレベルの戦いがそこにはある。
 この後の試合展開もノンストップかつハイレベルな攻防の連続で、全編見せ場だらけ、という表現が大げさでも何でもない。こりゃ今年のベストバウトになるかもなあ。こういう試合に出会えちゃうから格闘技ファンはやめられないよ。
 1Rはアルバレス、2Rはハンセンが優勢だったけど、度々ダウンを奪って終了間際にも攻めきったアルバレスの勝利は妥当な判定か。ハンセンの打たれ強さも、アルバレスの身体能力も本当に素晴らしかった。まだ未見の方はどんな手段を使ってでも御覧になることをお勧めします。

宇野薫○-×石田光洋(2R チョークスリーパー)
 予想では「煽ったところでこの両者がバチバチ殴りあうわけじゃない」と書きましたが、すいません、見当外れもいいところでした。前面謝罪します。
 石田の入場は昨年の大晦日に続きいい表情をしてるなあ、と思ったけど、宇野まで気合満点の表情で入ってきたのには驚き。
 試合の方も、スタンドの攻防で宇野がアッパーをクリーンヒットさせ主導権を握ると、1R終盤は石田のタックルに苦しめられつつも、2Rにスルッと後ろへ回り込むとそのままチョークで一本。参戦に至るまでのもやもやを振り払って余りある説得力十分の内容で、宇野が石田との遺恨を清算。
 HERO’S時代の宇野って、正直埋没していたじゃないですか。序列としてはもちろんトップグループにいるんだけど、どこか一歩引いた感じがあって、中心としての存在感を発揮できていないっていう印象が拭えなかった。それが今回、これだけ感情をむき出しにして石田との大一番に完勝。「HERO’S対PRIDE」あるいは「修斗時代からの因縁」という、HERO’Sの世界観では決して出てこなかった要素が宇野の存在感と凄味を引き出した、ということなんですかね。

 こうなると宇野VS川尻は絶対に組むべきでしょう。修斗時代の決着戦、石田の敵討ちとアングルも揃っているわけだし。

 今回は興行全体を通じて、選手の面子に見合うだけのリング上の熱気が出てきた感じ。旗上げ戦のグダグダ感はほぼ払拭できた、と評価していいんではないでしょうか。これで青木が勝ちあがれば、決勝ラウンドはどういうカードを組んでも最高の内容になること必至。ようやくDREAMが「乗れる」雰囲気になってきた。

 6月はKID出るのね。人気ブログランキングへ
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by nugueira | 2008-05-12 23:41 | その他(総合・寝技系) | Comments(0)