反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

DREAM.2観戦記②

田村潔司○-×船木誠勝(1R TKO)
 煽りVについては、前田を引っ張り出した時点で佐藤Pの勝利でしょう。この一戦を語るのにこれ以上の人選はありえないですよね。どうせなら解説席にも座ってほしかった。UWFをリアルタイムでは見ていないのに、最後の方は鼻の奥がツンとしてきた。
 「田村はテーマ性のある試合では凄味を発揮する」というのは以前から思っていたことなんですが、今回もさすがでしたね。UWFという共通の遺伝子を持ちながら、Uインターとパンクラスという違う道を歩んだ二人。その両者の邂逅の結果、田村が船木に対して突きつけたのはパンクラスの看板であったはずの「秒殺」という現実だった、という見方はセンチメンタルに過ぎるだろうか。
 マッチメイクの時点で生じた大きなテーマを短い試合時間の中で濃密に消化しきった、競技論とは別の意味での名勝負。試合後、両者ともコメントせずにリングを降りたのも良かった。この試合に関しては、当事者ではなく試合を見た観客の側が語るべきでしょう。

デニス・カーン×-○ゲガール・ムサシ(1R 三角絞め)
 打撃戦になるかと思いきや、カーンが落ち着いてテイクダウンに切り替えてグラウンドをコントロール。やはり総合力に勝るカーンが優位か、と思いきや、パウンドに来たカーンをムサシが三角に捉えてあっという間に一本勝ち。弁慶VSスルタンアクメドフもそうだったけど、ハイレベルな実力者同士の一戦であっても、決まるときは一瞬の隙で勝負がついてしまう、ということか。カーンとしてはもったいない敗戦だなあ。

桜庭和志○-×アンドリュース・ナカハラ(1R フェースロック)
 ナカハラの腰の重さに手こずりつつも、落ち着いて対応し続けた桜庭がテイクダウンから一気に勝負を決めて一本勝ち。総合の試合で「フェースロック」というフィニッシュを初めて見た。まあ経験の差が順当に出た、という感じですね。

 各試合ともちゃんと盛り上がるポイントがあり、興行全体として及第点の内容を見せてくれた、という感想。本当は旗上げ戦でこういうものを見せて欲しかったんだけど、その旗上げ戦の消化不良感を第1試合できっちり払拭してくれたという点も含めて、十分合格点でしょうね。
 2回戦のカードだけど、桜庭VS田村は何としても実現してほしい。ファンも待たされ過ぎたほど待ち続けているんだし、もはや出し惜しみをする状況ではないでしょう。長い長い回り道の末にぶつかり合う二人がどういう化学反応を起こすのか、というのはやはりこの目で見届けたい。あとはムサシVS弁慶も組んでほしい。タイプ的にも噛み合いそうだし、語呂もいいし。(←もの凄い適当な根拠だが、けっこう核心を突いているのではないかという自信がある。)
 残りの選手については、どういう組み合わせにしても大ハズレもなければ大爆発もないかな、という感じ。残り1枠の選手が決まってからシャッフルですかね。

 来月も楽しみ。人気ブログランキングへ
[PR]
Commented by at 2008-05-01 01:00 x
ムサシVS弁慶は自分も賛成です(笑)
Commented by J.V.N at 2008-05-01 07:45 x
フェイスロックは、最近では(てほどでもないですが)ナツラがアレキサンダーに食らってます。あと、プライド19でエリクソンがカタルフォに極めました。パワー系が得意な技ですね。(ネックロックとかと同種類)寝技が巧い人って、バックを取ると鮮やかにチョークを極めたがるので、フェイスロックをしない(チョークへの伏線ではやる)っぽいですね。アローナとかパウロとか秋山とか菊田なんか、意外とフェイスロック極めようとすれば極めまくれるかもしれないですね(笑)
Commented by nugueira at 2008-05-01 23:37
>k様
 このカード、絶対盛り上がると思います。試合内容的にも煽りV的にも。

>J.V.N様
 あー、そう言われてみると結構あるんですね。どうしてもプロレスの技という印象が強いもので・・・。
Commented by naware at 2008-05-16 03:49 x
DREAM.3が行われたにも関わらず、懲りもせず田村-船木の
記事を書いたのでこの試合について書かれてある貴ブログに
TBさせて頂きました。

>UWFをリアルタイムでは見ていないのに

世代か視点が違うかとは思いますが、
ひとつの試合でいろんな見方ができますね。
ご迷惑でしたら削除ください。
by nugueira | 2008-04-30 23:19 | その他(総合・寝技系) | Comments(4)