反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

さらばエスペランサ

 高田延彦がDREAM・戦極のいずれとも関わらないことを公表。

 以前、知人との会話の中で「もし高田が借金を作らなかったら、今の格闘技ブームは生まれていなかった」という話をしたことがある。もちろん冗談ではあるが、この冗談がある程度真実を突いていることも間違いないところなのではないか。

 PRIDEのリングにおける高田の格闘家としてのパフォーマンスは決して評価できるものではなかったが、引退試合の相手に田村を選び、ああいう負け方をしたことで、皮肉にも高田の存在感が逆に際立ったのではないかと思う。

 PRIDEの旗上げ以来、リアルファイトの末に生まれる「圧倒的現実」の前に高田がそれまでまとっていた幻想はもろくも崩れ去ったわけだが、ボロボロになっても最後までその「圧倒的現実」に立ち向かい、見事なまでに玉砕したことで、逆に高田は自分の存在を光らせてみせたとも言える。後期PRIDEの提示する「60億分の1」という世界観を確立するための人柱が、高田という存在だったのだと思う。

 今回、DREAMと距離を置くことになった詳細な経緯は我々一般のファンには知るよしもない。何かの折にひょっこりDREAMと合流するのかもしれないし、このままメジャー団体の表舞台からは姿を消してしまうのかもしれない。とにもかくにも、格闘技ブームに沸いたこの10年間を振り返るうえで、決して欠かすことのできないパーツだった「高田延彦」という存在に対して、最大限の感謝の意を示しておきたい。

 高田総統の姿は引き続き見れるんだろうけど。人気ブログランキングへ
[PR]
by nugueira | 2008-02-19 22:42 | その他(総合・寝技系) | Comments(0)