反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

K-1MAXの感想

 テレビ観戦の感想をざざっと。

アンディ・オロゴン○-×山本優弥(判定)
 序盤は先手を取り続けていた優弥だが、近距離での打ち合いに持ち込まれるとアンディの伸びのあるストレートをさばき切れず。全体としても手数では勝っていたものの、あと一歩が詰めきれなかった優弥。やはり70キロへのアジャストは難しいか。

尾崎圭司×-○城戸康裕(判定)
 自分の間合いで戦うことができなかった尾崎と、一発狙いで受けに回り続けた城戸。終了間際に城戸がダウンを取ったから差がついたけど、どうもスカッとしない試合だった。

TATSUJI×-○前田宏行(1R KO)
 今回のトーナメント最大の番狂わせ。TATSUJIは蹴りで攻めるのかパンチに応じるのか決めかねたまま、中途半端に打ち合いに行ってしまった感じ。やっぱりこの辺りがこの男の「勝ち切れなさ」なんだろうか。

HAYATO○-×龍二(判定)
 龍二は多少攻撃をもらっても泥臭い打ち合いのまま自分のペースに持ち込むのがうまい。同じリアルディールのKAWASAKIと似たタイプか。
 HAYATOはこのまま龍二に押し切られておかしくない展開だったが、2Rにカウンターのパンチでダウンを奪うと、その後も押し負けることなく打ち合いに応じて接戦をものにした。両者の根性が最後までうまく噛み合い続けた、今大会のベストバウト。

アルトゥール・キシェンコ○-×我龍真吾(1R KO)
 まあ予想どおりの結果に。キシェンコはパンチが伸びてくるしヒザもあるから気が抜けない。今年のトーナメントでも要注意人物だな。

前田宏行×-○HAYATO(1R TKO)
 疲れの見えるHAYATOから前田がパンチでダウンを奪うも、ヒジの怪我により無念のドクターストップ。前田は今回もまた、不完全燃焼のまま敗退。
 試合をストップするドクターに対して、熱くならず、だけど断固とした口調で「自分の壁を破りたいんです」と訴える前田の姿にしびれた。どうして、格闘技の神様はこうまでこの男に冷たいのか。どうして人生は、こうも切ないのか。

アンディ・オロゴン×-○城戸康裕(判定)
 放送順が入れ替わっているのは、アンディの方が数字が取れるから後に回したということ?これもまた違う意味で切なくなってくる。
 お互い決め手を欠いた展開のまま、地味にローを効かせた城戸が判定勝利。なんかスカッとしないなあ。トーナメントだから仕方ないんだけど、優弥と二人がかりで勝ったようなもんだし。

ブアカーオ・ポー.プラムック○-×佐藤嘉洋(延長判定)
 いきなり3Rから始まったのには参ったが、試合展開を見て納得。こりゃカットされても文句言えんわ。
 ややもたついた感のあったブアカーオだが、延長ラウンドに入ると着実にパンチの手数を入れて佐藤を圧倒。佐藤は終了間際にパンチでブアカーオをぐらつかせるも、そこから先が追い切れなかった。佐藤とトップグループの差は少しずつ詰まってはいるのかもしれないが、最後の後一歩はいつまでも埋まらないのではないか、という気がしてならない。

HIROYA○-×ロビー・ハヘマン(2R KO)
 相手のハヘマンがあまりに童顔なので「何歳?」と一瞬不安になってしまった。
 試合の方はHIROYAがややもたつきながらも最後はパンチでKO勝利。解説の谷川が「ワールドユースは安全管理のため5カウントでKO」と言っていたが、試合後のハヘマンの様子からすると「選手にちゃんと伝わっているか?」と心配にならざるを得ない。

城戸康裕○-×HAYATO(1R KO)
 判定続きとはいえダメージらしいダメージのない城戸と、大消耗戦やらダウンやらを乗り越えてここまで来たHAYATO。案の定、HAYATOがあっという間に3回倒されて決着。城戸はこの猛攻を一回戦から見せて欲しかった。
 予想は大きくはずれましたが、ある意味「本命不在」のこのトーナメントを象徴する結果だったのではないかと。内容としては完全に物足りないんですが、逆に今回の混戦を制したことで、城戸は大きく伸びるんじゃないかという気もします。「強い奴がトーナメントで勝つとは限らないが、トーナメントで勝つ奴は強い」というのが一つの真理かな、と思っているので。

 まずは4月の試合を見ないと何とも言えませんが。人気ブログランキングへ
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Commented by waraneko at 2008-02-03 21:18
こんばんは。
確かにトーナメントを制した城戸は強いんだと思います。
ただ、第二の佐藤的な匂いがぷんぷんしませんか。
決勝で見せたようなアグレッシブさを毎試合見せてくれればいいんですけどねぇ。
Commented by nugueira at 2008-02-09 22:49
> waraneko様
 正直、現段階では「第二の佐藤」にも達していないでしょうね。佐藤は日本人相手には判定とはいえ格の違いを見せていましたけど、城戸はそこまでの勝ち方はしていませんし。これからもうひと化けしてほしいところです。
by nugueira | 2008-02-02 23:15 | K-1MAX | Comments(2)