反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

やれんのか!速報④

青木真也○-×チョン・ブギョン(判定)
 煽りVはやはりカルバン戦の名残を強く感じさせる内容。実現していればVの時点から盛り上がったろうなあ。
 開始直後に青木が上を取るものの、ブギョンはガードポジションから素早く腕十字へ移行。ここは青木が何とか逃れるものの、ブギョンの予想外にいい動きに観客がどよめく。
 さらにこの後も、再び青木が上を取った体勢からブギョンが腕十字を仕掛け、ポジションを入れ替えて見せる。まさかの展開に騒然となる中、青木はクラッチを切られると同時に体を反転させて大ピンチを脱する。
 青木は足関節で攻めるものの、ブギョンはきっちりガードしてみせて一本を取らせない。青木のパウンドでブギョンにドクターチェックが入るものの、全体としてブギョンが大善戦という印象のまま1Rが終了。
 2Rは青木がタックルで上を取ると、落ち着いてパスガードからマウントへ。パウンドの連打やチョーク、終了間際には腕十字を仕掛けていくものの、最後まで一本は取れないまま試合終了。判定で青木がブギョンを下した。
 内容としては青木が総合での経験の差を活かした形だが、逆に言えば総合デビューの相手にパウンドを使ってまで判定勝ちする青木の姿は見たくなかったような気も。「やれんのか!は青木が主役」という認識を本人もファンも持っていただけに、どうしても消化不良な印象が残ってしまう。やはり結果はどうあれ、カルバン戦を実現させてあげたかった。
 一方のプギョンは、足関節の防御など適応性の高さを随所に示していた。今後、総合格闘技へのアジャストが進んでいけばこの階級の面白い存在になりそう。

 メインの試合終了がすでに12時直前だったため、慌しく年越しイベントへ。高田本部長と客席の「今年も!」「やれんのか!」というコールの掛け合いも準備時間が短く、ぐだぐだの感じで年越しを迎えることになった。
 年越しの後、場内には「桜咲くころ、夢の続きを…」「今年もやれんのか!」と書かれた垂れ幕が。FEGとの大連立が今後も実を結ぶのか。振り返ってみれば、UFCによる買収のときも「これでPRIDEは存続する」というムードが大勢を占めていた。将来について無条件に楽観はできない、ということをファンも身をもって学んだのが2007年という年だったと思う。「総合格闘技の火を消さない」という関係者の心意気は評価しつつも、浮かれることなく推移を見守っていきたいと思う。

 今回の興行全体について見ると、結果的に最後の2試合が不要な存在になってしまったのが残念、かつマッハや青木にとっては可哀想。とはいえ、限られた準備期間でこれだけのイベントを作り上げたスタッフの熱意と努力は本当にすばらしいと思う。また、三崎VS秋山という名勝負が生まれたのはやはりPRIDEの底力ではないだろうか。名勝負はファンの熱を生み、ファンの熱は名勝負を生む。やっぱり「この空間」には何ものにも替え難い魅力がある。

 観戦記、ようやく終了。人気ブログランキングへ
[PR]
by nugueira | 2008-01-08 23:24 | その他(総合・寝技系) | Comments(0)