反り立つ壁に撃沈。


by nugueira
カレンダー

K-1 WORLD GP観戦記②

ジェロム・レ・バンナ○-×チェ・ホンマン(判定)
 バンナの入場に場内大歓声。やっぱりみんな好きなんだなあ。
 1R序盤からバンナは足を使ってヒット&アウェーに徹した動き。ローと左ミドルを着実に当てていく。
 2Rもホンマンはバンナを追うことができず、逆にバンナは飛び込みながらのボディーストレートや、ホンマンの打ち終わりを狙った顔面へのパンチを的確に当てていく。
 3Rはホンマンが完全に失速し、大振りのパンチは出すものの全く距離が合っていない。逆にバンナは近距離の打ち合いでホンマンの顔面に度々パンチを入れていく。
 最後までダウンは奪えなかったものの、終始ペースを握り続けたバンナが文句なしの判定勝利。予想外にクレバーな試合運びに徹したバンナの上手さが際立った試合だった。
d0010886_2134162.jpg

ホンマンも致命的なダメージはなかったので、噂のヒョードル戦が進んでいるのならこれでゴーサインか。バンナも1Rがロー、2Rがボディー、3Rが顔面と攻めどころを散らしている感じがあったので、やはり「大怪我させない程度で済ませとけ」という話を言い含められていたのだろうか。勘ぐりすぎかな。

セーム・シュルト○-×グラウベ・フェイトーザ(判定)
 シュルトは序盤から細かくプレッシャーをかけていくと、コーナーに詰めたところでヒザ蹴り。グラウベはブラジリアンキックを出すものの距離が合わず、一度防御に回ると足を止めて受け続けてしまうので印象が悪い。
 このままシュルトの圧勝だろうかと思われた2ラウンド、グラウベのハイキックがシュルトのこめかみにヒットし、シュルトの腰がガクッと落ちる。一気に場内が沸きあがるが、すぐに体勢を立て直したシュルトは逆に猛烈な攻勢。うわー、シュルト怒っちゃったよ。結局このラウンドもシュルトがイーブンに戻したどころかポイントを取り返したような展開。
 3Rはシュルトの動きもやや落ちたものの、グラウベも攻め手をみつけられないまま試合終了。終わってみればシュルトが圧倒的な内容で三度グラウベを下した。
d0010886_21401238.jpg

バダ・ハリ×-○レミー・ボンヤスキー(判定)
 試合前は舌戦をしかけたハリだが、試合が始まるとコンビネーションをしっかり組み立てての落ち着いた攻防。この辺の冷静さが成長の証か。
 1Rは互いにスピードのある攻めを繰り広げるものの、コンビネーションの正確性はハリの方が上。パンチからキック、キックからパンチへのつなぎが非常に上手く、レミーの攻撃もしっかり見えている感じ。1Rはハリがペースを握った印象。
 2Rも序盤はハリが手数を出していくが、レミーはこつこつローを当てていく戦い方に切り替える。これが効いてきたか、2R後半からはレミーが攻勢に転じ、ペースを奪い返した感じ。
 3Rになるとハリの消耗が激しく、動きがガクッと落ちてくる。対するレミーは着実にローを入れていき、このラウンドを完全に取った感じ。
 1Rがハリ、3Rがレミーでドローかなあ、と思っていたら判定は2-0でレミー。どう考えても1Rはハリがポイントを取っている内容だったと思うのだが。延長をやっていても確実にレミーが取っただろうから勝敗は変わらなかったと思うが、消化不良感の残る判定だった。
d0010886_21482869.jpg

ピーター・アーツ○-×澤屋敷純一(1R KO)
 序盤からアーツが重たいローを連打。続いて放ったハイキックを澤屋敷はガードするものの、一瞬間を置いてからなぜかダウン。バランスを崩したままガードしており、地に足がついていない感じ。
 一気に攻勢に転じるアーツを澤屋敷はなんとか凌ごうとするものの、最後はガードをすり抜けたアーツのストレートをもらいジ・エンド。
 順当と言えば順当、期待外れと言えば期待外れな試合内容。澤屋敷は完全に場の空気に呑まれてしまっていた感じ。今日の結果を見る限り「やっぱり過大評価だったのか」という結論にならざるを得ないと思うのだが、考えてみればまだ23歳。これからの伸びしろはいくらでもあるはずなので、また這い上がって欲しい。

 準決勝は後日。人気ブログランキングへ
[PR]
Commented by waraneko at 2007-12-10 05:38
こんばんは。
nugueiraさんのバンナvsホンマン戦の予想ガッツリ当たってましたね。
毎度毎度恐れ入ります。
バンナには毎年期待をしていますが、ワンデートーナメントを勝ち抜く強靱な肉体ではもはやないと思いますので…残念ですね。
Commented by nugueira at 2007-12-10 23:26
> waraneko様
 予想どおりの結果すぎて自分でも少々驚いています。
 バンナやアーツの肉体的な衰えが目立ったトーナメントで、見ていてやや切なくなりました。
by nugueira | 2007-12-10 00:05 | K-1 | Comments(2)