反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

日本総合格闘技協会

 先週末から噂が駆け巡っていた新団体・WVRが正式に設立記者会見。さらに、事前の情報には含まれていなかった日本総合格闘技協会及びコミッションの設立も発表。

 とりあえずパッと見の印象は「政治力と資金力のある修斗」という感じですかね。褒めてるのかけなしてるのか微妙な表現ですが。

 「アスレチックコミッションのような公的な管理組織がない」「ダークなイメージがついてしまった」という現在の日本の格闘技界が抱えている問題点への解答となるわけで、K-1が散々言っていながらまだ手のついていない「社会的地位のある人間をトップに据えたコミッション」の設立もあっさり実現してみせた辺り、さすがですわ。協会及びコミッションがちゃんと機能するのか、という点は当然これからしっかり見ていかないといけませんが。
 「オリンピック種目云々」という寝言はともかく、福田氏の手腕には多少期待していいのかなあ、と思っています。

 一方で興行会社であるWVRについては全く未知数。他の格闘技ブログでも書かれているように、この会見内容じゃ評価のしようがないですわ。とはいえ現在表に出ているメンツを見ると格闘技興行のノウハウを持っていそうな人間が全く見当たらないというのが非常に不安。

 さらに心配なのは、WVRがいきなりPRIDEと同レベルのものを狙ってしまっているのではないか、という点。「PRIDE消滅で空きができたマーケットに滑り込もう」という思惑が少なからずあるんだろうけれど、アメリカにケタ違いの資金規模を持つ団体が出てきて選手獲得が難しくなっている上に、日本のライト層のファンは完全に離れつつあるのが現状。もしWVRが、これまでPRIDEが儲けてきた額を念頭においているのであれば、完全な思い違いと言うしかない。

 旧PRIDEやHERO’Sとどのような関係になっていくのかも分からないし、すぐに空中分解しそうな危うさも感じてしまうのが現状。「格闘技バブルよもう一度」という発想はもう結構。協会の設立が、今後10年、20年という単位で格闘技が生きながらえていくための基盤となってくれれば申し分ないのだけれど。

 大会名はいちおう応募しとくか。人気ブログランキングへ
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by nugueira | 2007-10-16 23:12 | その他(総合・寝技系) | Comments(0)