反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

K-1開幕戦の感想

 テレビで見た感想。客入ってましたねえ。キャパがどのくらいの会場なのかはよく知りませんが。

セーム・シュルト○-×ポール・スロウィンスキー
 スロウィンスキーがペースをつかむ間もなく、シュルトが伸びるジャブ・ストレートから、最後はヒザ一撃で圧勝。以前知人が「シュルトってAボタンとBボタンだけ押してるような攻撃で勝っちゃうよな」と言っていたのを思い出した。これを見ちゃうと、やっぱり決勝大会はシュルト優勝が一番手堅いなあ・・・。

グラウベ・フェイトーザ○-×ハリッド・ディ・ファウスト(判定)
 1Rにグラウベのヒザが入ったときは「こりゃすぐ終わるわ」と思ったのだが、ファウストがここから粘ること。今年に入ってから初の試合とはとても思えない。
 グラウベがしとめ損なったというより、ファウストが倒れなかったことを褒めるしかないような内容。やっぱりビジネスで成功する人間は根性あるわ、と変な関心をさせられてしまった。

レミー・ボンヤスキー○-×ステファン“ブリッツ”レコ(1R KO)
 開始直後からハイスパートでの打ち合い。このレベルの選手が互いに万全のコンディションと気合でやり合うとこうなる、といういい例。最後のストップのタイミングはちょっと早かったかなあ。もう少し長く見ていたい試合だった。

ジェロム・レ・バンナ○-×パク・ヨンス(1R KO)
 まるでマンガのようなKOシーン。バンナは決勝トーナメントに向けていい試運転になったか。

バダ・ハリ○-×ダグ・ヴィニー(2R KO)
 ダグ・ヴィニーに「アテネ五輪ボクシング出場」という肩書きがついていたのにビックリ。最終予選の時点からそれ言っとけよ。
 パンチの回転の速さではヴィニーに分がありそうだったが、ハリは落ち着いて距離を取ると、ヴィニーがローを狙って下を向いた瞬間にパンチ一発でKO。去年のニュージーランド大会のハリならガンガン打ち合いに応じて負けていた気がする。自分の間合いで戦える冷静さと、勝負どころを逃さない決定力が今のハリには備わっている。

藤本祐介×-○澤屋敷純一(3R KO)
 藤本が武蔵から日本人最強の座を奪ったのが3月。それからわずか半年後に、今度は藤本が澤屋敷に敗北。時代が移り変わる時期というのはここまでめまぐるしくなるものなのか。
 澤屋敷は勝つとすればカウンター狙いかと思っていたんだけど、実際はテンカオと首相撲からのヒザでじわじわダメージを与えてのKO勝ち。技術論から見れば、ヒザという新しい引き出しを用意していた澤屋敷の作戦勝ちということになるのだと思う。
 でもそれ以上に、序盤に鼻を骨折して大流血してもそこから巻き返した辺りに、澤屋敷の勢いというか、「こいつが勝つことになっているんだ」という時代の流れのようなものを感じずにはいられない。12月の決勝トーナメント、澤屋敷はいよいよ正真正銘の大一番を迎える。

ピーター・アーツ○-×レイ・セフォー(1R TKO)
 予想どおり、ここ1~2年の両者の調子がそのまま反映された試合内容。少し前ならセフォーのパンチ対アーツの蹴りという構図になっていたんだろうけれど、今の両者の力関係では、セフォーはパンチですら優位な展開には持ち込めなかった。シュルトの3連覇を止められるとしたらやっぱりアーツかな・・・。

チェ・ホンマン○-×マイティ・モー(判定)
 まず最初に言うと、ホンマンの今回の試合運びは悪くなかったと思う。前蹴りで距離を取って攻めて、モーに懐に飛び込まれても慌てずに決定打を避けていた。試合前に狙っていたゲームプランをしっかり実行できていたと思う。
 それだけに、2Rのあのダウンがなあ・・・。映像で見る限り、明らかにローブローだろう。しかもラウンドが終わってもその場面はスロー再生してくれないし。実際がどうあれ、あれじゃ「主催者ぐるみの八百長」「極端なホームタウン・ディシジョン」と見られて仕方ないですよ。あのダウンがなければドローで延長ラウンドに入っていたはずで、後味の悪さだけが残る試合になってしまった。

 今年も決勝大会は見に行くかな。人気blogランキングへ
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by nugueira | 2007-09-30 23:20 | K-1 | Comments(0)