反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

全日本キック観戦記④

山本優弥○-×ジミー・エイメルス(判定)
 エイメルスは振り回すような左右のパンチからすぐさまハイキックへつなげるコンビネーション、さらにはバックブロー、バックキックとキレのある動きを見せ、並以上の選手であることが開始後すぐに明らかになる。優弥の方も落ち着いて攻撃をさばいていき、1ラウンドが終了。
 1ラウンド終盤からペースをつかんできている感じだった優弥が、2ラウンドに左ハイキックを入れてダウンを奪取。ここから先はエイメルスのパンチをもらう場面も何度かはあったものの、圧倒的に優弥のペース。キレのあるミドル・ローを次々に叩き込んでいき、パンチからローにつなげるコンビネーションも見せていく。特に左ボディブローから右ローにつなげる動きが素晴らしく、面白いようにクリーンヒットを重ねていた。
 驚異的なタフさを見せたエイメルスを倒しきれず判定までもつれこんだものの、文句なしの内容で優弥が完勝。個人的には優弥VSプルボーのタイトルマッチを早く見たいと思っていたけど、今日の動きをされたら大半の選手は何もできないだろうなあ。

山内裕太郎△-△レイ・スターリン(判定ドロー)
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 試合前から眉一つ動かさずに山内をにらみつけるスターリン、ゴングと同時にパワフルなパンチを連打し猛攻をしかける。山内は手数は出ないもののしっかりディフェンスし、クリーンヒットは許さずに1ラウンド終了。
 2ラウンドからは山内が「きっちり守ってチャンスに攻め返す」という従来のペースを取り戻し、徐々に手数が増えてくる。終了間際にはヒジをヒットさせてスターリンの額から出血。
 3ラウンドまで試合をコントロールされていた印象のスターリンは、4ラウンドからポイントを取り返すため一転して攻勢に出てくる。スターリンのパンチを山内がもらう場面も目立ち、このラウンドは取られた印象。
 最終ラウンドは互いに一歩も引かず手数を出し合う好勝負。山内は4ラウンドのダメージもあったので押し込まれてもおかしくない展開だったはずだが、ひるまずキッチリと有効打を入れていく。試合終了のゴングと同時に場内からは割れんばかりの拍手。

 てっきり山内の勝ちだろうと思っていたが、判定は1-1のドロー。2ラウンドが山内、4ラウンドがスターリンで、3・5ラウンドは少なくとも山内は取られてはいなかったと思うのだけど。
 白星は逃したものの、山内は技術も根性も示した好試合。やはりこの男はまたMAXのリングで見てみたい。

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by nugueira | 2007-08-03 23:41 | 全日本キック | Comments(0)