HERO’S観戦記②
2007年 07月 18日
開始直後に所がマットに膝を着くようにしながらマンバの足をつかみ、そのままテイクダウン。前回の悪夢を払拭する理想的な展開へ持ち込む。
マンバを寝かせた後は足関節を狙っていく所だが、マンバは極めさせずにうまく体勢を入れ替えてバックを取る。足をフックしたマンバを振り切れず、所は小刻みにパウンドをもらい続けるいやな展開に。
1R終盤に所がようやくマンバを振りほどくが、今度は上になったマンバが長いリーチを活かしてパウンド攻勢。所が動けずにパンチをもらい続けてしまったところでレフェリーストップ。所、リベンジはならず。
マンバは寝かして上になればどうにでも料理できると思うのだが、足関節に固執して自分から不利なポジションになってしまったのが所の敗因か。最後も足関取りに行ったせいでパウンドを打つスペースができちゃったし。
休憩明け、前田がリング上へ登場。お待ちかねのサプライズの発表。登場するのは五味か、それともジョシュか。
と思ったら船木が出てきちゃった。
船木の自己紹介の「ヒクソン選手と戦いましたが、惜しくも失神させられてしまいました」という降りで場内失笑。自分でいうことじゃあない。そして船木が大晦日の現役復帰を表明して終了。あれ、五味は?ジョシュは?
「選手に配慮して最後に発表するのかな。宇野と五味は同階級だし」とか勝手に考えながら大会終了まで待ち続けたものの、追加発表は何もなし。サプライズの正体は船木だけでしたとさ。
格闘技界がこういう状況にある中で「サプライズ」を予告したら世間が何を期待するのか想像がつきそうなものだが。そんな中でも堂々と船木を投入してしまうのが谷川イズムなのか。
まあ試合後の谷川の会見でも、五味については奥歯にものがはさまったようなコメントだったので、契約の関係で今は表にできないということかもしれませんが。
この日会場に向かう途中では「午前中は新潟、午後は横浜アリーナが大激震!」という不謹慎なフレーズを思い浮かべていたのだが、蓋を開けてみたら横浜は微震に終わってしまったとさ。
まだ続くよ。人気blogランキングへ
本当だ、写真を見るとボードッグって書いてますね。会場では気づきませんでした。
船木の登場に、会場はどんな反応でした?
復帰を口にした瞬間は少しざわつきましたが、全体的に静かな反応でしたね。まあHERO’Sの客層は常に熱がないですが。