K-1新構想
2007年 02月 08日
どこから突っ込んだらいいのか迷うような衝撃発表だが、とりあえずは目先の問題である、今年のGPのシステムから。
昨年のベスト8(シュルト・アーツ・グラウベ・バンナ・ファウスト・カラエフ・ボンヤスキー・レコ)がシードなのは例年どおりだけど、今年は世界予選枠が4名に減少。代わりに新設されるスーパーヘビー・ヘビーの各王者がGPへ無条件で出場。さらに主催者推薦とファン投票で残り2名を決定。王者が昨年ベスト8と重複している場合は主催者推薦・ファン投票枠が増えるとのこと。
うーん。要するに主催者サイドが狙っている展開は
・スーパーヘビー級のタイトルをセフォーかホンマンのどちらかが獲得(去年のような不条理判定を使えばシュルトを負かすぐらいどうにでも・・・)
・ヘビー級のタイトルを武蔵かバダ・ハリのどちらかが獲得(武蔵にかつての不条理判定を(略))
・タイトルを取れなかった2名を主催者推薦・ファン投票枠で救済
・タイトルをシュルトやカラエフが取っちゃっても、その分推薦枠が増えるので結局この4名を根こそぎ救済
という感じなわけでしょ?
旧来の選手を保護する一方で予選枠が減るから、ニューカマーはますますGPに進出しにくくなるなあ。ブレギーやスロウィンスキーといった成長株も、これだけ枠が狭いと取りこぼしが起きてしまいそうで、なんとももったいない。
危惧していたとおり階級別タイトルの新設でGPの存在が霞んでしまう上に、選手の新陳代謝の阻害まで招きそう。やっぱりこのシステム改正は評価できないなあ。
「ワールドカップ構想」についてはまた後日。人気blogランキングへ
自分は結構評価しています。各論は賛否あると思いますが「前に進みたい」という意思が見て取れると思います。
K-1てホント武蔵流ですね。
構想は壮大なんですけど、これまでの数々の失態があるだけに「ハードル上げすぎちゃってるなあ」と思えちゃうんですよね。
>2hot様
「武蔵流」、いい表現ですね。