反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

男祭り2006観戦記②

川尻達也×-○ギルバート・メレンデス(判定)
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 ゴングと同時に両者、真っ向から殴りあいを展開。互いに一発ずつ入れた後、川尻のカウンターの右がヒットしメレンデスがふらつく。川尻は首をがぶってヒザを連打するが、ここは攻めきれずにレフェリーがブレイク。再開後もスタンドのパンチが交差するスリリングな展開が続くが、どちらかというとメレンデスのパンチとヒザで川尻がふらつく場面が目立つ。
 とはいえ、川尻は要所要所でハイレベルな技術を披露。メレンデスにバックを取られても両腕をつかんだ状態からスルスルとスタンドに戻し、メレンデス得意のパンチからの高速タックルもことごとく切りまくる。いい練習を重ねてきているなあ、と思わされた。一方のメレンデスも、川尻の片足タックルを驚異的な腰の重さとパワーで凌ぎ、テイクダウンを許さない。ライト級の大一番にふさわしい極上の攻防の中、1Rが終了。
 2Rに入るとさすがに両者ペースダウンしてくるが、引き続きスタンドのゴツゴツした打ち合いが続く。川尻も相手の打ち終わりを狙ってタイミングよくパンチを入れているのだが、メレンデスが手数でやや優勢か。川尻が何度かテイクダウンを取るもののそこから先が攻めきれず、試合終了。
 個人的には川尻の勝ちかと思ったけど、判定は3-0でメレンデス。試合自体は川尻がコントロールする場面が多かったはずだが、メレンデスのパワーと手数がそれを上回ったか。川尻にとっては痛い敗戦だけど、試合内容自体は文句なしにこの日のベストバウト。メレンデスを止められるのは誰になるのだろうか。

藤田和之○-×エルダリ・クルタニーゼ(1R KO)
 クルタニーゼは左腕を前に出し続ける独特の構え。藤田は時折ロングフックを出していくものの、序盤は完全に様子見の雰囲気。
 2分過ぎ、藤田が飛び込みながら放ったアッパーがヒット。うつ伏せに倒れこんだクルタニーゼに藤田が追い討ちをかけたところでレフェリーストップ。相手に組み付く暇すら与えず、予想通りといえば予想通りの展開で藤田が圧勝。発表時点からやっつけ感のあるカードだったけど、やっぱり組む必要なかったな。
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五味隆典○-×石田光洋(1R KO)
 充実した表情で入場する石田。
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 迎え撃つ五味。どうもスイッチが入りきっていない表情に不安感が募る。終わってみれば的外れな感想ですが、とりあえず当日感じたままのことを書いておきます。
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 開始直後、タックルを警戒して低い態勢で構える五味に、石田は細かいローとミドルを出していく。
 距離の測り合いでしばらく時間を使うだろうか、と思った直後、石田のミドルに合わせた五味の飛び込み様の左がクリーンヒット。よろめくように後ろへ倒れた石田に五味が追撃のヒザ。逃れるようにタックルへ入った石田をがぶると、上からパウンド、そして鉄槌の嵐。レフェリーストップがかかるまでわずか1分14秒。ライト級頂上決戦は、予想すらしなかった短気決着で幕を閉じた。
 この1年、見ていてフラストレーションのたまる試合が続いていた五味。正直言って五味を見限るような勝敗予想をしていたが、最後の最後で全盛期の勢いを取り戻すようなKO劇を見せてくれた。
 試合後のマイクで五味は、過去2年間の大晦日と同じテンションで「これだからやめられねえよ、PRIDEは」と高らかに宣言。それならこっちも言わせてもらう。これだからやめられねえよ、五味のファンは。
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 ライト級3試合は全部予想が外れた。人気blogランキングへ
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Commented by waraneko at 2007-01-04 22:42
明けましておめでとうございます。
今年もnugueiraさんの観戦記楽しみにさせていただきますので、どうぞヨロシクお願いします。
さて男祭り、川尻vsメレンデスは面白かったですね!判定3-0だったのは意外でしたけどメレンデス強しでした。青木もいることですし、今年のライト級戦線が俄然楽しみになってきました。
Commented by nugueira at 2007-01-05 00:44
>waraneko様
 明けましておめでとうございます。
 メレンデス、あのパワーとスタミナは厄介ですねえ。全く違うタイプですが、メレンデスと青木がライト級GPのキーマンになりそうですね。
by nugueira | 2007-01-03 23:16 | PRIDE | Comments(2)