男祭りの予想④
2006年 12月 28日
青木真也×-○ヨアキム・ハンセン
素直に青木VSメレンデスを実現させてほしかったというのが正直な感想だけど、代わりに組まれたこちらも注目のカード。青木の寝技地獄か、ハンセンのパウンド地獄か。どちらが自分の勝ちパターンに引き込んでもおかしくない展開になりそう。
青木に一本勝ちを極めてほしいけど、スタンドでも勝負ができるハンセンの方が分が良さそう。青木が寝技に引き込んでも、ハンセンにとっては得意のパウンドに持ち込める展開なわけだし。青木はルミナと同じ末路を辿るか?
川尻達也○-×ギルバート・メレンデス
五味とのリマッチまで負けるわけにはいかない川尻と、五味のいる場所まで一気に駆け上がりたいメレンデス。ライト級戦線のネクストコンテンダーを決める一戦になりそう。
両者とも立っても寝てもOK。爆発的なラッシュ力を武器にするメレンデスに対して、川尻もここ最近の試合を見ると着実に打撃のレベルを上げている印象。ぶつかり合い・潰し合いになることは容易に想像がつくが、どのような決着を迎えるかは全く想像がつかない。
こうなると予想というより思い入れの世界になってくるけど、この1年充実した試合内容を見せている川尻に一票。メレンデスが勝つとしたら、ゴング直後のラッシュでの短期決着か。
五味隆典×-○石田光洋
次期挑戦者のポジションを確実にしていた石田が、規定路線どおりと言ってもいい五味戦に到達。とはいえノンタイトルになってしまったのが少々可哀想。
専門誌の予想なんかを見ていると「五味にタックルは簡単に決まらない」「五味の打撃の精度が上回る」という五味優位の予想が目立つ。これはこれで当たっているし、個人的には五味に勝ってほしい。それでもやっぱり、この1年の両者の「勢い」の差がそのまま出てしまうように思えてならない。
石田は11月のベルクヘーデン戦を見ると、タックル・レスリング・パウンドという自分の勝ちパターンを完璧に固めている。対する五味は、ベルトを獲ってからは逆に守りに入って、これまでの鬼気迫る迫力が完全になくなってしまった印象。両者ともに万全の状態なら五味優位の予想は成り立つけど、五味がそこまでの状態にもっていけないんじゃないだろうか。
石田がテイクダウンとポジショニングで五味を圧倒。来年のGPを前に、ライト級戦線が再び混迷状態へ。できすぎたような展開だけど、この結果が一段妥当だと思えてならない。
次回で予想終了。人気blogランキングへ