反り立つ壁に撃沈。


by nugueira
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K-1 WORLD GP観戦記①

12月2日(土) 東京ドーム

 客側に大きな期待感や高揚感があるわけではないのだけど、とりあえずドームがそこそこ埋まる程度には集まる観客動員、というのが今のK-1ヘビー級の現状をよく現している気がする。

 オープニング、いきなり目の前にマイケル・バッファーが登場。いい場所に座った。
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 最初にセロがマジックを披露、と聞いていたので「いきなりトランプとかの細かい手品を始められたらどうしよう」と思っていたのだが、ちゃんと大掛かりなイリュージョンをやってくれて一安心。
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リザーブファイト
ピーター・アーツ○-×武蔵(1R KO)

 序盤からアーツがパンチ主体でガンガン圧力をかけていくのに対して、武蔵は自分の間合いが取れずバタバタとしている感じ。03年の準決勝のようにゆったりした間合いの攻防に持ち込みたい武蔵だが、アーツのペースに飲み込まれたまま流れをつかめず、パンチのまとめ打ちであっという間に2度のダウンを奪われKO負け。
 アーツは昔に比べて胸筋も大きくなっており、パンチ主体の戦い方を完全にものにした感じ。スタイルは変われど、全盛期に近い強さを取り戻しているように感じた。後ほど予想外の形でそれを改めて証明するのだけれど。
 一方の武蔵は、ここ数年間で積み上げてきたスタイルがこの1年で完全に崩されてしまった形。圧力の強さで仕掛けてくる外国人選手をどのように攻略するのか。復活への糸口は見えない。
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セーム・シュルト○-×ジェロム・レ・バンナ(判定)
 バンナ入場時の、期待感と不安感がないまぜになった客席のムード。困難だとは分かっていても、多くのファンは「番長」の意地を信じようとしている。
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 1R序盤から、シュルトは前蹴りを多用。バンナはボディーストレートから活路を開こうとするが、シュルトの蹴りに邪魔されて懐に入り込むことができない。
 ヒザ爆弾の直撃はどうにか防いできたバンナだが、2ラウンドにシュルトのハイキックがガードを回り込むようにして即頭部へヒット。遂にダウンを喫する。観客の悲鳴の中、ここはどうにか立ち上がるバンナだが、結局流れを引き戻すことはできず。最後までパンチの間合いに入れないまま、3R終了のゴングを聞くこととなった。

 終わってみれば、あまりに順当な結果。事前に打ち出した「バンナ優勝」の予想(希望?)は早くも打ち砕かれた。だけど、「やっぱり当てに行ってシュルトの勝ちを予想しておけばよかった」とは思わない。紹介Vのナレーションにあったとおり、何度裏切られても信じたくなる何かを、この男は持っている。
 今年も届かなかった頂点への願い。それでもバンナはこれまでどおりに挑戦し続けるだろうし、ファンはそんなバンナを応援し続けるのだろう。その先に待っているのが、切なさだけだったとしても。
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by nugueira | 2006-12-03 23:11 | K-1 | Comments(0)