反り立つ壁に撃沈。


by nugueira
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PRIDE武士道-其の十三-観戦記①

11月5日(日) 横浜アリーナ

 場内に入ってまず驚いたのは3階席が完全に封鎖されていたこと。観客動員、だいぶ苦戦してるんだなあ・・・。03年(PRIDE25、26)の立錐の余地もないぐらい埋まった横浜アリーナを見ている身としては寂しい限り。

 嬉しいサプライズは何と言ってもオープニング。出だしがいきなり「ナレーション 立木史彦復活」。場内が一気に大爆発!
 続くオープニングVも地上波打ち切り前のクオリティーとテンション。佐藤大輔プロデューサー再合流の噂は本当だったか!佐藤さん、あんたスゲエよ!

ウェルター級GPリザーブマッチ
ゲガール・ムサシ○-×ヘクター・ロンバード(判定)

 1R、グラウンドでもつれたような状態からロンバードが足関に行くが、極めきれず逆にムサシにあっさりバックを取られる。キューバ柔道界のレベルにいきなり大きな疑問符が。
 ここからムサシは首を狙いに行くが攻めきれず、スタンドで再開。すると今度はロンバードが思い切りのいいフックで押し気味に展開。もうどっちが何の競技をベースにした選手なのか分からなくなってくる。
 この後も同じような感じで、ムサシはグラウンドでバックは取るがそこから先が攻めきれず、スタンドでは攻めが単発で逆にロンバードに押され気味。全体として試合を支配していたムサシが判定勝ちしたが、どうにも決め手に欠ける内容だったなあ。
 今にして思えば今回の興行を象徴するようなオープニングマッチだった。

ウェルター級GP準決勝
三崎和雄×-○パウロ・フィリオ(1R 腕十字)

 序盤はスタンドで間合いの測り合いだったが、フィリオが三崎の細かいパンチを浴びながらも強引に組み付くと、そのままテイクダウン。毎度のことだが、本当に組み付いたが最後必ず倒されてしまうという感じ。
 ここからは長南戦を彷彿とさせるフィリオの寝技殺人フルコース。あっという間にマウントを取ると、そこからパウンドの雨あられ。三崎はTKシザースなどでスイープを狙うが、フィリオはビクともせずにマウントをキープし続ける。座っていた位置がちょうどフィリオのマウントポジションを真横から見れるアングルだったのだが、重心が低くて全くブレない。まるで岩が乗っかっているようだ。
 パウンド地獄の後、残り1分を切ったところでフィリオが腕十字へ。コーナー際の動きにくいポジションだったが、強引に腕を伸ばしきって一本。ブラジルのリアル不敗神話、これ以上ないほどの存在感を示しての圧勝劇。改めていうのが恥ずかしくなるぐらい、この男は強い。

ウェルター級GP準決勝
郷野聡寛×-○デニス・カーン(判定)

 注目の郷野の入場、おなじみDJ GOZMAで登場。あれ?郷野、だいぶ痩せた?
 と思ったら、本物のDJ OZMAだった。
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 事前に予告があったとはいえ、場内大盛り上がり。OZMAのマイクパフォーマンスの後、GOZMAがダンサーを引き連れて入場。
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 1回戦の頃は雑誌で「宴会芸」とまで酷評されていたのが、ついにここまで。何でもコツコツ続けてみるものだ、ということなのか、あるいは勢いに乗ってやっちまったもの勝ち、ということなのか。
 過去2試合はこれで熱くなった相手がゴングと同時に突っ込んできたが、カーンは落ち着いて距離を取ったまま様子見。やはり郷野を研究してきている。
 打たせてカウンターを取りたい郷野だが、カーンはパンチだけでなく飛びヒザ、バックブローと色々な攻撃を混ぜて郷野に狙いを絞らせないし、パンチもカウンターを浴びないようにワンツーのみ。焦れた郷野が手数を出し始めると、逆にそれに合わせてカーンがパンチを出してくる。完全にカーンの狙いどおりに試合が進んでいる感じ。
 1R終了後のインターバル、郷野とセコンドは頭にグローブを乗せたままで作戦会議。賛否両論あるかもしれないが、こいつプロ中のプロだ。
 2Rも試合はカーンのペース。郷野の蹴りのタイミングを完全につかんだらしく、ローやミドルのタイミングにパンチを合わせてダウン気味に転倒させる。このまま試合が終了し、判定はカーン。郷野を研究し尽くした上での完璧な作戦勝ち、といったところか。
 試合終了後、カーンはリング上で一瞬だけOZMAの振り付けのマネを披露。郷野のプロフェッショナリズムに対する、カーンなりの返答か。
 これで決勝は予想どおり、期待どおりのウェルター級頂上決戦になった。はずだった。

ムリーロ・ブスタマンチ○-×ユン・ドンシク(判定)
 1R序盤、ユンが上を取った状態でブスタマンチが下から腕十字をしかけるものの、コーナー近くで体勢が悪かったためかユンのクラッチを切れず、そのままブレイク。試合全体を通じてこんな感じで、ブスタマンチはたびたび下から仕掛けてはいくものの極めきれず、ユンに凌がれ続けて試合終了。判定は順当にブスタマンチ。
 カード発表の時点で思ったとおり、組まなくていい試合だった。ユンは総合慣れはしてきているんだろうけど、結果としてごく普通(あるいはそれ以下)の総合の選手に落ち着いてしまった感じ。ブスタマンチも去年のウェルター級GPの頃なら下からちゃんと極められたはずなのに。明らかに動きのキレが悪くなってるなあ。なんだか寂しくなってくる。

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Commented by Mr.Y at 2006-11-08 02:34 x
こんにちは!!3階席封鎖とのことですが、武士道ってそのパターン多いような気はしますね。武士道その2は3階席もあったような気はしましたが、ヴァンダレイvs近藤が中止になったその3では封鎖されてたような…。

なんにしてもあの頃から成長したはずの武士道が未だ封鎖ってのはちょっと残念ですね…。あそこが封鎖されているのとされてないのでは会場の雰囲気が全く変わりますし…。
Commented by nugueira at 2006-11-09 00:34
>Mr.Y様
 2年前と今とで武士道のクオリティーは段違いに上がっているはずですが、やっぱり地上波撤退が響いているんでしょうね。記事にも書いたとおり、本当に寂しい限りです。
Commented by タックル at 2006-11-10 00:01 x
 TBありがとうございます。今度うちからもリンクさせてもらいます。
 GOZMAのパフォーマンスはこれがピークという感じがありますね。例えるならマツケンの東京ドームのような。
Commented by nugueira at 2006-11-11 00:59
>タックル様
 コメントありがとうございます。そちらのブログ、いつも楽しく拝見させていただいています。
 郷野自身も「今後はハードルを下げて欲しい」と言ってますから、これ以上を期待するのは酷な気はしますね。
by nugueira | 2006-11-07 01:11 | PRIDE武士道 | Comments(4)