反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

PRIDE無差別級GP観戦記③

イ・テヒョン×-○ヒカルド・モラエス(1R TKO)
 ゴング直後に両者殴りあうが、ともに距離感が合わないままもみ合うようにグラウンドへ。典型的なダメ試合の流れだ。
 テヒョンはボコボコ殴られまくるのだが、これまた韓国人が打たれ強い。そうこうしているうちにモラエスまでガス欠。「交通事故に遭った人は周りの景色がこういう風に見えるのだろうか」と思えてくるスローモーションの打撃。しまいにはモラエスに完全に背を向けてコーナーポストに寄りかかるテヒョン。それを殴る体力もないモラエス。これまでの試合の流れをぶった切るような「ほのぼのバーリトゥード」とでもいうべき光景がリング上では繰り広げられた。
 最後はテヒョンがドクターチェックを受けている途中でストップ。てっきりドクターストップかと思ったら、セコンドのタオル投入だったみたい。何はともあれこれ以上試合が長引くという大惨事につながらず良かった。

中村和裕○-×中尾“KISS”芳広(判定)
 互いに様子を見合ったまま時間が淡々と経過。中村はハイキックやら飛びヒザをやたら繰り出すがクリーンヒットにつながらず、中尾はそもそも手数が出ない。
 もう試合展開は本当にこれだけ。あと何があったかなあ。一緒に見に行った知人と「シウバは本当に花まるうどんが好きなのか」という議論をしていて、フッとリングに目を戻したらグラウンドで下になっていたはずの中村がなぜか立ち上がっていたんだよな。見所はそのぐらいか(見所?)。
 結局有効打をまともに入れられなかった中村が、最後まで手数が出なかった中尾に判定勝ち。

 この日は
第2試合「うひゃー、こんなすげえ試合が!」
第3試合「うわっ、もっとすごい試合が来ちゃった!」
 という展開だったのだが、帳尻を合わせるように
第5試合「うひゃー、こんなひどい試合が!」
第6試合「うわっ、もっとひどい試合が来やがった!」
 という流れに。うまく出来ているのか何なのか。

 休憩明けには武士道の宣伝のため五味、三崎、そして郷野が登場。
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 郷野はマイクを持つなり
「今日は第1試合から素晴らしい試合の連続だったんですけど、前の試合のおかげで非常にリラックスできて・・・」
 もう流石ですよ。口を開くだけで自然に敵が増えていくタイプだ。

マウリシオ・ショーグン○-×ザ・スネーク(1R KO) 
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 リング上で並ぶと身長差が歴然。実際スタンドの攻防ではスネークの方が優勢で、リーチの長いパンチやタイミングのいいヒザ蹴りをショーグンはけっこうもらってしまう。
 グラウンドに持ち込んでもスネークの長い手足を攻めあぐねる展開が続きけっこうやきもきさせられたが、3回目のグラウンドでようやくショーグンがマウントを奪取。一度立ち上がると、お得意の踏みつけも披露して一気に片をつけた。
 とりあえず復帰戦を無難にこなしたという印象(相手の顔面踏みつけといて「無難」呼ばわりもないかもしれないが)。10月のランデルマン戦ではエンジン全開となるか。

ヒカルド・アローナ○-×アリスター・オーフレイム(1R タップアウト)
 序盤のスタンドではアリスターが勢いよく攻め込むが、アローナのどうということもないロー1発でいきなりダウン。(本人のコメントによると足が麻痺したようになったとのこと。)
 あとはアローナ得意のグラウンド地獄。アリスターに立ち上がる隙を与えず、最後はバックマウントからパウンドが入ったところで突然アリスターがタップ。判定にならず良かったけど、こんな唐突な終わり方されても・・・。
 これでアリスターはPRIDE3連敗。2月だけ大爆発してハリトーノフを破壊したわけで、結果的に傍迷惑な奴だ。ところでGPの3興行に全て出場して3連敗ってある意味大記録だよな。

 次回、やっと決勝。人気blogランキングへ
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by nugueira | 2006-09-13 00:29 | PRIDE | Comments(0)