反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

K-1ラスベガス大会(感想)

 ラスベガス大会の観戦記。悪い興行ではないけど、トーナメントのマイナスの面が目立ってしまった感じ。予想はずれたし。

アレクセイ・イグナショフ○-×イマニー・リー(判定)
 最初からイグナショフに期待してはいなかったけど、ここまで動きが悪いとは。3Rでローが効いた場面、全盛期なら確実に仕留めてるのに。結局スプリット判定の大苦戦の末に辛勝。こりゃ今日も無理だなあ・・・という予想はあとで別の形で的中。

マイケル・マクドナルド○-×アリエル・マストフ(判定)
 マクドナルドの引退を放送で初めて知ったのでビックリ。まあ年齢考えりゃ妥当な決断だよな。
 試合の方は、両者の場数の差が順当に反映された結果に。マクドナルドは相手の動きを落ち着いてよく見ていたし、連打を叩き込むタイミングも絶妙。ダウンを奪ったのは1回だけだったけど、内容はポイント以上の差があった。

ステファン・レコ○-×スコット・ライティ(3R TKO)
 これまた両者の地力の差が如実に現れた試合。ライティが根性見せて粘ったけど、最後はレコのラッシュの前に沈んだ。

カーター・ウイリアムス○-×ゲーリー・グッドリッジ(判定)
 カーターの楽勝かと思いきや、2Rにグッドリッジのカウンターでカーターが先にダウン。そして再開直後にカーターがお返しにダウンを奪取。そりゃ客も総立ちになりますわ。最後はコンビネーションの正確さに勝るカーターが押し切ったけど、ゲーリーは緊急オファーでよくこれだけの試合ができるな。谷川が困った時にこいつに頼ろうとする理由がよく分かる。

ルスラン・カラエフ○-×デューウィー・クーパー(判定)
 カラエフが予想外にてこずった感じ。2Rにボディーの連打を入れてからはペースを握ったけど、それ以外の攻撃はきれいにガードされてた。最終ラウンドまでペースが落ちない手数の多さはK-1ルールでは大きな武器だから、あと必要なのは上下の打ち分けだな。

イマニー・リー×-○マイケル・マクドナルド(判定)
 一回戦で明らかに動きの悪かったイグナショフ、結局足首の負傷で棄権。もう愛想が尽きた。
 1Rでマクドナルドがダウン取られた時には「こんな体重とパワーだけが武器の奴に勝たれても・・・」と暗鬱な気分になったが、慌てずペースを乱さなかったマクドナルドが2Rはロー、3R終了間際はパンチでリーを追い込んで、逆転判定勝利。(本当は28-28なんだろうけど、1Rのダウン後にリーがパンチを入れたため減点1があったみたい。)
 引退を懸けたマクドナルドがベテランらしい戦いぶりで決勝へ。こちらのブロックはとりあえず予想どおりに。

ステファン・レコ○-×カーター・ウイリアムス(1R KO)
 「両者とも試合内容にムラあり。ポコッと一発入る場面が出るだろうけど、馬力のあるカーターの一撃の方で試合が決まるか。」と試合前には思っていたのだが、レコのバックスピンキック一撃でカーターが悶絶ダウン。うーん、レコを軽く見すぎたか、カーターが勝ちきれないだけなのか。

フェルナンド・カレロス△-△ドゥエイン・ラドウィック(ドロー)
 なぜかワンマッチでいきなり中量級の試合。スカパーで見てたんだけど、この試合だけは実況なし。フジはMAXの連中の試合には手はつけないということですかね。
 ラドウィックが首相撲からのヒザ連打でポイントを稼いだけど(こいつこんなファイトスタイルだったか?)、1Rに離れ際の場面でパンチを食らってしまいダウンしたのが響いてドロー。終始ラドウィックが主導権を握っていただけに残念。こいつをMAXで見かけることももうないんだろうなあ。別に見たくないけど。

レイ・セフォー○-×アゼム・マクスタイ(3R KO)
 正直、セフォーの試合を見て「うまい」と感じたことはほとんどないんだけど、それでもこれだけの勝率を積み上げているのが不思議。自分のスタイルの活かし方と、それが活きる試合展開への引き込み方をよく心得ているということなんでしょうね。
 この試合もその典型例で、マクスタイも手数をよく出してはいるんだけど、最後はセフォーが一撃の威力の違いでひっくり返しちゃう。最後もセフォーが余裕たっぷりにノーガード戦法を見せつつ、ボディー攻めで終了。大阪へ向けて仕上がりは上々といったところか。
 なんか開幕戦はセフォーVS藤本になりそうな気がしてきた。思いつきだけど。

マイケル・マクドナルド×-○ステファン・レコ(2R TKO)
 1Rは距離の測りあいで様子見の両者。緊張感あって悪くなかったと思うけど、ラスベガスのお客さんには不評だった模様。
 2Rはレコがまとめてパンチを入れるけど、どうも狙いすぎて肩に力が入ってしまっている感じ。それでもマクドナルドが反撃らしい反撃を見せず、最後はローキックを1発もらったところで突然背中を向けて試合終了。
 マクドナルドは準決勝までのダメージがだいぶ深かった様子。トーナメントではありがちな事態だけど、本人も客も不完全燃焼だよな。

 レコはベスト8のポテンシャルはあるだけに(それ以上先へ行く力は昔も今もないだろうけど)、これで勢いを取り戻しちゃうと厄介な存在になるかも。いずれにしても開幕戦は、誰と誰をぶつけても捨てカードなしの大激戦になりそう。
 ちなみにファン投票で決まる推薦枠、現在の1位はぶっちぎりでバダ・ハリなんだとか。勘弁してくれ。

 今回は紀香の存在感がイマイチ。人気blogランキングへ
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Commented by waraneko at 2006-08-14 20:06
こんばんは。TBさせていただきました。
変なところに食いついてなんなんですが、フェルナンド・カレロス-ドゥエイン・ラドウィック戦にはフジの実況がなかったんですか!?はっきりしてますねぇ。
レコは勝って当然という気もしますが、勝ち方も良かったので、意外とGPでは頑張るかもしれませんね。
Commented by botta at 2006-08-14 22:09 x
何かこの頃格闘技の醍醐味は、ヤオに文句をたれることになりつつある僕には物足りない内容でしたw
Commented by at 2006-08-14 23:32 x
この大会ではレコが進出して妥当な感じですね。カーター、マクドナルドは常に後一歩で運に見放される選手ですね(笑) あと、最近バックスピンキック流行り気味です。ルスランの影響力すごいですね。
Commented by nugueira at 2006-08-15 00:34
> waraneko様
 中量級は地上波で流すつもりないんでしょうね。MAXの宣伝になっちゃいますし。レコは遂にトンネルを抜けたか・・・という気はします。

>botta様
 ラスベガス大会はギャンブルの対象になってるだけあって、判定についてはしっかりしてますね。

>k様
 カーターの詰めの甘さにガッカリです。
 確かに最近、バックスピン流行ってますねえ。須藤元気が活躍したころのMAXみたい。
Commented by botta at 2006-08-15 21:07 x
成る程・・・色々皮肉ですなー
by nugueira | 2006-08-14 00:48 | K-1 | Comments(5)