反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

HERO’S観戦記

8月5日(土) 有明コロシアム

 予想どおりの満員の入り。KID・須藤抜きとはいえ、この1年の貯金もあるしね。

アレッシャンドリ・フランカ・ノゲイラ×-○朴光哲(判定)
 開会セレモニーの直後、入場テーマもなく両者同時に入場と、本当にオープニングマッチという感じの扱い。両者とも修斗の元タイトルホルダーなのに、これはちょっと可哀想。
 試合内容は(扱いにふさわしく、というわけじゃないけど)正直低調。スタンドの打ち合いをやりたい朴と寝技に行きたいペケーニョの思惑はなかなか噛みあわず、ペケーニョのタックルを切り続けて2Rにパンチで攻め込んだ朴の判定勝ち。ペケーニョはタックルのタイミングが真正直すぎた。完全復活への道のりは遠そう。

セーム・シュルト○-×キム・ミンス(1R 三角絞め)
 有コロ級の会場で見ると、シュルトのデカさがいつも以上に際立つ。
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 寝技に持ち込みたいミンス、意外と簡単に組み付くと、粘るシュルトからどうにかテイクダウン。ここでミンスに出血が見られたため、ドクターチェックで一時中断。そして両者スタンドから再開。あれ?おかしくない?と思っていたら、ミスに気づいた和田レフェリーが元のポジションから再会。今にして思えば、この後頻発するジャッジ問題の予兆だったか。
 下になったシュルトはなんとかガードポジションに戻すと、終了間際になんと三角。おいおいまさか、と思っている内にガッチリ極まってしまい、なんとシュルトが一本勝ち。さすがにこれは予想できなかった。
 普通なら三角が極まる距離じゃないんだけど、常人離れした足の長さを上手く生かした感じ。ミンスの油断もあっただろうが。

ミドル級トーナメント準々決勝
所英男×-○アイヴァン・メンジヴァー(判定)

 序盤にパンチの応酬の気配もあったが、打ち合いは不利と悟った所が、タックルでのテイクダウンからグラウンド攻勢。ここからの動きがすばらしく、絡みつくようにしながら足関・腕十字と流れるように移行。対するメンジヴァーもしっかり反応し、所に決定機を作らせない。
 2R、引き続きねちっこくグラウンドでいこうとする所に、メンジヴァーはパワーボムのようなバスターを決めると、一気にパウンド攻勢。バックを取られた所は2Rの大半で劣勢を強いられることに。終了間際、再びテイクダウンを取った所が、スルッと回りこみながら腕十字へ。極まった!と思ったが、メンジヴァーがうまくポイントをずらして脱出したところで試合終了。
 最後のあわや一本があったので延長突入もありうるかも・・・と思ったが、判定は2-0でメンジヴァー。まあ妥当な線か。
 敗れた所も持ち味は十二分に発揮。胸を張っていい内容だったと思う。今の所が欲しいのは内容よりも結果なのかもしれないが。

ミドル級トーナメント準々決勝
高谷裕之×-○J.Z.カルバン(1R KO)

 打撃戦を予告した煽りVのとおり、開始直後に高谷が様子見のパンチ連打。しかしこの後、少し離れた距離からカルバンがいきなりの跳びヒザ。これが高谷の顔面を捉え、カルバンがパウンドに行ったところでストップ。
 スローで見たらジャンプしながら相手の頭を抱え込むようにしてるし、これは文句なしの一撃だわ。優勝候補の呼び声高いカルバン、前評判どおりの存在感を発揮。

ミドル級トーナメント準々決勝
安廣一哉×-○ハニ・ヤヒーラ(1R チョークスリーパー)

 開始直後にいきなりタックルにいったヤヒーラがテイクダウンに成功。一度は立ち上がろうとする安廣だが、予想通りヤヒーラがねちっこいタックルでそれを許さず、再度テイクダウンを取るとスルスルッと上四方の態勢へ移動。そのまま変形のチョークスリーパーを極め、安廣に何もさせず圧勝。やはりこの推薦枠の使い方は間違いだった。

ミドル級トーナメント準々決勝
宇野薫○-×ブラックマンバ(2R チョークスリーパー)

 妙な服装で登場したマンバは、ハイテンションな踊りを見せながら入場。スタミナのロスが懸念される。
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 序盤、タックルに行こうとした宇野に対してマンバがカウンターのヒザ蹴りを炸裂。所戦の再現のような展開から一気に攻勢に。宇野は意識が飛んだか、マンバの足にしがみつくのが精一杯の様子。
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 どうにか粘り続けた宇野がバックを取る場面もあったが、マンバ優勢のまま1Rが終了。マンバはリーチの長さという自分の武器の活かし方をよく心得ている感じ。
 2Rに入ってもマンバがうまく宇野の反撃を凌ぎ、逆にグラウンドで上を取る場面も。やばいよ、日本人全滅しちゃうよ。KID抜き・須藤抜き・ベスト4が全員外人・しかも地味。これじゃ地上波放送できないよ。
 などとTBSスタッフを慮っているうちに2Rも後半へ突入。こりゃ本当に逃げ切られちゃうなあ・・・。と思っていたら、グラウンドで下になっていた宇野がスルッとバックへ取り、そのまま一瞬でチョークを極めて大逆転勝利。本人・番組双方にとっての大ピンチを跳ね返した。
 序盤の一発をもらった後に、そのまま押し切らせなかったのが流石。やはり世界の修羅場をくぐり続けてきた選手は精神力が違う。

 問題の?後半戦はまた後で。人気blogランキングへ
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Commented by at 2006-08-06 11:44 x
マンバのスタンドもっとみたかったな。インド人・マンバの不気味な演出が最高。今後も見てみたい選手。ライト級は本当に強そうな、攻撃型の良質な選手が外人が揃ってくれて頼もしいです。KIDにとってこのタイミングのレスリング転向はナイスだったのかな?
Commented by nugueira at 2006-08-07 07:05
>k様
 カルバンといいヤヒーラといい、HERO’S色にそぐわない地味強な外人が多くなってますね。正直、宇野は厳しい戦いになりそうな気がしてきました。
by nugueira | 2006-08-06 09:31 | HERO’S | Comments(2)