全日本キック観戦記①
2006年 06月 12日
久しぶりにジムで汗を流してから後楽園ホールへ。そういえばこの日の午前中は学生キックが開催されてたんだっけ。
望月竜介○-×MAD☆BULL(判定)
昨年のミドル級王者決定トーナメント以来の出場となるMAD☆BULL(以下ブル。)。開始直後にブルが力任せながら意外にいいパンチを打っているのに驚いたが、パンチの正確性に勝る望月が簡単にスタンディングダウンを奪う。
こりゃ楽勝だな、と思っていたら2ラウンド、望月がブルの連打を簡単にもらってしまい大の字にダウン。何とか起き上がるが、これで勢いづいたブルが猛攻。しかしこれを上手く凌いだ望月、パンチで逆襲に転じて2ラウンドのうちにスタンディングダウンを奪い返す。
3Rに完全にペースを奪い返した望月が、ダウンをもう1回奪って判定勝利。ダウンの後も相手の攻撃をよく見切って動いていたのが凄い。
それにしてもブルは打たれ強い。顔面にクリーンヒットもらいまくってるのに倒れないんだもの。MAX韓国大会のときにサワーも言ってたけど、こいつら何を食ったらこんなにタフになるんだろう。
藤原あらし○-×チェ・ジンスン(判定)
序盤こそジンスンが勢いのいいパンチを繰り出していたが、1R中盤以降はあらしが左ミドルの連打で完全に試合を支配。ジンスンは右わき腹どころか、背中、ブロックした右腕まで真っ赤になってくる。すごく変な体勢で日焼けをしちゃった人みたい。
あらしが終始このペースを崩さず、ロー・パンチも繰り出し完勝。7月開幕の真王杯、昨年のMACH55に続いて制することができるか。
山本真弘×-○ダーラタイ・ギャットパヤッタ(判定)
ダーラタイは離れた距離ではミドル、近距離になるとヒジ。ロープを背負う場面は多いのだが、そこから先のディフェンスが非常に上手くて真弘にペースを握らせない。
結局3R通じて、タイミングのいいミドルでダーラタイがポイントを稼ぐ展開。真弘は最後まで懐に入ることができず、自分の得意な展開に持ち込めないまま完敗。
昨年来、国内で無敵の強さを誇った真弘がベルト戴冠後はムエタイ相手に2連敗。ムエタイとの相性が悪いとは思いたくないのだが・・・。
次回7月大会では、サトルヴァシコバVS増田博正のライト級タイトルマッチ、そして石川直生VS前田尚紀のスーパーフェザー級タイトルマッチが決定。前回不満の残る結末となった石川VS前田、完全決着の結果は果たしてどうなるか。
さらに、自らのジムが全日本キックに加盟することが決まった元ムエタイ9冠王・チャモアペットがリング上で挨拶。うわぁ、生きる伝説だよ。この人を生で見る機会があるとは思わなかったので非常にうれしい。コツコツ会場通いをしていてよかった。
ダブルメーンの2試合はまた後日。人気blogランキングへ