[こだわり]バウト
2006年 05月 31日
月間MVP:藤田和之(5・5 PRIDE GP)
「今さらなんで藤田に乗せられてんだよ」という冷静なツッコミは甘受するしかないが、この日の藤田は入場・試合内容ともに「色気」がある存在だった。会場観戦していた知人が言っていた「藤田の入場の瞬間、昇天しそうになった」という感想はあながち大袈裟ではないと思う。
月間ベストバウト:ジョシュ・バーネットVSエメリヤーエンコ・アレキサンダー(5・5 PRIDE GP)
KID対宮田、ヒューズVSホイスといった試合も「記録」「歴史」としては意味があるんだろうけれど、「鑑賞に堪える名勝負」という観点で選ぶなら迷わずこれ。見違えるほど絞り込んだ両者による、スーパーヘビー級の範疇を超えたハイスピードの攻防。そしてシーソーゲームの末のジョシュの逆転勝利。UFC離脱後はイージーファイトと不完全燃焼の印象しかなかったジョシュだが、未だに世界トップクラスの実力者であることをこの一戦で証明してみせた。
おすすめバウト:山本元気VSワンロップ・ウィラサクレック(6・11 全日本キック)
「出し惜しみなし」の全日本キックが早くも切ってみせた立ち技ファン垂涎のカード。元気の剛腕が当たるのが先か、ワンロップのヒジが切り裂くのが先か。正直スピードに勝るワンロップが有利だと思うが、元気の勝利を、大爆発する後楽園ホールを何としてもこの目で見たい。
来月は武士道もMAXもある。あとハッスルも。人気blogランキングへ