全日本キック観戦記
2006年 05月 16日
2ヶ月ぶりの後楽園ホールだが、座席が改装されていたのにビックリ。ドリンクホルダーまで設置されてた。(今までなかったのか、という指摘もあるとは思うが。)
とりあえず目にとまった試合を順番に。
佐藤皓彦○-×中園貴宏(判定)
佐藤がパンチで計3回ダウンを奪い完勝。2月・3月と今年に入ってから3回佐藤の試合を見ているが、だんだん動きがサマになってきている。やはり試合経験が最大の成長剤ということか。
宝樹まもる×-○黒田英雄(1R KO)
宝樹(写真奥)39歳、黒田40歳。戦前から微妙に注目を集めていた合計79歳対決。
先手を取った宝樹がコーナーに黒田を押し込んでラッシュをかけるが、これを凌いで逆に相手をロープに詰めた黒田、ストレート一発で宝樹をダウン。そのまま宝樹は立ち上がることができず、40歳の黒田が40秒でKO勝利。正直、もう少し打ち合いを見せて欲しかったかなあ・・・。
中村高明○-×貴之ウィラサクレック(2R KO)
開始早々にパンチを食らった中村だが、遮二無二前に出て無理やりペースを引き戻すと、ヒザ・ヒジの連打でKO勝利。やはりこのガタイだと破壊力が違う。でもTOMOとはだいぶ差があるんだよなあ。ミドル級戦線はなかなか盛り上がらなさそう。
寺戸伸近○-×真二(判定)
試合は序盤から寺戸ペース。フック・アッパー・ロー・ヒザと、上下左右のコンビネーション・スピードともに完璧。タフな真二が最後まで前に出続けたため(近くに座っていたNJKFファンらしき客の発言によると、毎回こういう試合スタイルらしい。)ダウンは奪えなかったものの、危なげなく完勝。早く藤原あらしとのタイトルマッチをやってくれ。
石川直生×-○大宮司進(判定)
大宮司のセコンドには魔娑斗の姿が(写真手前、水玉のシャツ)。
1R、距離を取ってヒザ・ヒジを狙う石川に、大宮司はロー・ミドルで切り込んでいく。大宮司の動きがすごくいい。なかなか自分の距離が取れない石川、終盤に大宮司のフックを食らってしまいダウン。場内の大宮司応援団、大歓声。
2R以降は石川がひたすら距離を潰して組み付きに行く展開。3Rに入るとようやく組み付きからのヒジがヒットしはじめ、大宮司が額から流血。終盤は「大宮司」コールと「石川」コールが入り混じるハイテンションな空気。やはり「外敵」の参戦は盛り上がり方が違う。
石川の追い上げも及ばず、判定2-0で大宮司の勝利。石川はパンチのガードの甘さという弱点がモロに露呈してしまった感じ。後半の攻めは良かったけど、あれを序盤からやらなきゃダメなんだよね。相手が苦手なパンチャー系であればなおさら。
興行が終わって外に出たら、ドームから大量の人混みが。「野球終わったのか」と思って人混みの中に入ったらなぜか女性ばっかり。って、KAT-TUNのコンサートだったのね。
次回は元気VSワンロップ。人気blogランキングへ