CUB☆KICK観戦記
2006年 04月 17日
というわけで行ってきました、第2回CUB☆KICK。これで今年の全日本キック皆勤ですわ。今度の金曜は行かない(行けそうにない)けど。
前回に比べると客は少なめで、空席もチラホラ。まあ面子的にも地味だしね。急遽決まった金曜の後楽園大会にタイトルマッチ全部突っ込んじゃったし、仕方ないところか。
毎回前座の観戦記をすっ飛ばしてしまい申し訳ない気もするので、今回は第1試合から簡単に感想を。でも画像はなし。お前ら、画像を載せてほしかったらもっと面白い試合を見せてみろ!すいません調子乗りました。
石岡卓×-○中向居尚輝(判定)
石岡、距離感は良かったのだが2R以降は首相撲からのヒザにつかまり失速。ところで今回デビュー戦の石岡は既に31歳。こういう人を見るたびにどういう経緯でデビューに至ったのだろう、と気になってしまう。
稲村直人○-×渡邉強太(判定)
序盤からパンチのラッシュで押しまくった稲村、2Rにダウンも奪うもののそこから攻めきれず。逆に3Rは劣勢になり逃げ切りでの判定勝利。
稲村のセコンドがどんな状況でも「真っ直ぐなヒザ!」という指示しか出していなくて面白かった。
小野寺紘也×-○甲野裕也(判定)
甲野がパンチの正確さで圧倒。ボディー・アッパーの打ち分けが効果的だった。
HIROAKI○-×宿波明(判定)
パンチの有効打の数で圧倒したHIROAKIの判定勝利。宿波も根性見せて打ち合ってたけどね。
序盤3試合がデビュー3戦目ぐらいまでの選手中心で、ここからは5~10戦している選手が出てくるんだけど、やっぱり試合運びのムラのなさが全然違いますね。勝ってる方も負けてる方も。
入江達郎○-×荒井崇志(判定)
序盤はガンガン打ち合っていて面白くなりそうだったんだけど、2Rから急にクリンチが増えだしてすっきりしない展開に。最終3R、入江のカウンター気味のパンチが入り荒井がグラつく。これが決め手になったか、入江が判定2-0で勝利。まあ微妙だけど打倒な判定かな。
赤羽秀一○-岩切博史(延長判定)
1Rに岩切のパンチが連続でクリーンヒットするものの、赤羽は相変わらずのターミネーター戦法でひたすら前進。ローとヒザで攻め込む。岩切は終盤下がる場面が目立ったのも印象が悪かったか、ドロー判定で延長へ。延長は赤羽がドロドロの首相撲地獄に引きずり込んで勝利。この人の打たれ強さは本当にすごい。どういう練習やってるんだろ。
チェ・ジンスン○-×魂叶獅(1R KO)
ジンスンはパンチが重そうで、ボディーへの打ち分けも巧いしラッシュ力もあるイヤなタイプ。一般人みたいな顔していてあまり強そうに見えないのに。
魂叶獅もローで応戦し勝負はこれからか、という感じだった1R中盤、ロープ際でジンスンのハイキックがクリーンヒット。魂叶獅はそのまま起き上がれず、衝撃のKO勝利。魂叶獅がフライ級、ジンスンがバンタム級で、契約体重はスーパーフライ級。やはり体重差はきつかったか。
前田尚紀○-×ラスカル・タカ(延長判定)
前田は序盤からロー、そして頭を沈めるような体勢からのパンチ連打といういつものスタイル。でも今日はパンチが大振りで正確性に欠け、逆にラスカルがコツコツローを重ねていく。
それでも時折前田のパンチがヒットしていたのでこのままなら判定勝利だろうか、と思っていた3R、打ち合いからラスカルのパンチで前田がぐらつき、急に流れが分からなくなる。この後は2人とも正面からぶつかり合い客席がおおいに盛り上がるが、判定はドロー。こういう展開だとどうしてもひいきの選手のクリーンヒットにばかり目が行ってしまうので、なかなか冷静に採点できない。
延長ラウンドは前田がパンチのクリーンヒットを立て続けに入れ、ラスカルを振り切って判定勝利。延長は必要以上にガムシャラにならず引くとこ引いてたのが良かった。スタミナ切れてただけかもしれないけど。
前田の今日の試合内容はいただけないなあ。仮にこの状態で石川と再戦したら、懐に入る前にヒザ・ヒジの餌食になりそう。自分自身のためにも客のためにも、リターンマッチは万全の状態に仕上げて欲しい。
バウレビの記事早過ぎ。人気blogランキングへ
前田、苦戦したみたいですね。
行きたかったけど諸般の事情で行けなかったのでありがたかったです!
こういう地味な興行の観戦記に反応してもらえると非常にありがたいです。まあ内容的には行けなくても問題なかったかなという気はしますが・・・。
>ヒデ様
石川VS大宮司ですが、これは石川が勝ちそうな気がするんですよねえ。「地位が人を作る」じゃないですけど、やっぱり勝ち癖をつけてきてると思うんですよ。
> キック馬鹿♀様
コメントありがとうございます。確かに藤原道場の場合、試合前の頑張りすぎって十分ありえそうですよね。