HERO’S観戦記①
2006年 03月 16日
ひさしぶりに有給休暇。本当なら4月頭に「MAX休暇」といきたいところなのだが、休むのが難しそうな時期なので「HERO’S休暇」に変更。自分の中に拭いきれない「負け組感」を感じるのは気のせいだろうか。
さすがに開始直後は空席が目立っていたけど、最終的には満員と言っていい客入り。北側の座席を演出スペースとして潰していたとはいえ、平日でこの動員はお見事。HERO’Sもブランドを確立させてきましたねえ。
オープニングに前田が登場して挨拶。高田に比べるとぎこちなさが目立つ。その後に出場全選手の入場セレモニー、そして第1試合の大山VSマンホーフ、ってあれ・・・
うわっ!國奥麒樹真VSアントニオ・マッキー、いつの間にか終わってる!
大会開始が17:30で、その15分前には席にいたんだけどなあ。そういえば去年の旗揚げ戦のときも、開始時間よりもえらい前に唐突に始まっていた気がする。オープニングファイトの開始時間も告知しておくべきだと思いますけどね。
大山峻護×-○メルビン・マンホーフ(1R TKO)
90キロ契約の試合だがマンホーフの体重も88キロ台で、大山との体重差は思ったほどはない感じ。
序盤は互いに打撃のフェイントを交えながら距離を測り合う展開。大山はテイクダウンを取りにいきたいがマンホーフはそれを許さず、徐々にマンホーフのパンチが大山を捉え始める。
大山がカットにより流血しドクターチェック。一旦再開するものの、マンホーフが再びラッシュをしかけたところで大山の傷口が開いてしまい、ここでドクターストップ。大山は全くいいところを見せられずに完敗。これでアーツ戦の金星も帳消しか。
ジェロム・レ・バンナ○-×ジミー・アンブリッツ(1R KO)
ゴングと同時に真正面からのぶつかり合い。バンナがパンチやヒザを繰り出すが、アンブリッツは構わず組み付いてテイクダウンに成功。何かいやな流れだなあ、という気がしたが、ここはバンナがどうにかガードしてブレイクがかかる。
再開後、再びパンチで突っ込んで来たアンブリッツにバンナのフックがヒット(座っていた席からは見えなかったけど。)。アンブリッツがそのままうつ伏せ・大の字に倒れて試合終了。「潰れたカエルのよう」という表現がここまでしっくりくる映像は生まれて初めて見た。
終わってみれば期待どおりのバンナの豪快(かつ大味)なKO劇。今後はこういう小遣い稼ぎみたいな総合の試合を増やしていくのかねえ。何か寂しい気もするけど。
宮田和幸○-×エリカス・ペトライティス(1R 腕十字)
開始と同時にパンチで突っ込んできたペトライティスに、宮田がきれいにタックルを合わせる。去年試合を見た時はここから先の攻め手がなかったんだけど、今回はパウンド、マウントポジションからの鉄槌で攻め込み、最後は腕十字で一本勝ち。
宮田はこの1年間で場数も踏んで、「総合格闘家」として着実にレベルアップしてきた印象。こりゃ評価を改めないといけないかな。
続きは小出しに。人気blogランキングへ
宮田はいきなり強い相手に当てられて潰される心配はないので、意外に伸びるかもしれませんね。MAX開幕戦、行きたくてしょうがないです。
>あや様
あー、そんな早かったんですか。まあ判定だったようなので見逃してもいいか、とは思っていますが。
>moonemblem様
仮に85キロ以下のトーナメントやるのであれば、マンホーフはもう少し体重落として出てくるかもしれませんね。主催者的に強い外人はあまり望んでいないんでしょうけど。