反り立つ壁に撃沈。


by nugueira

UFCの感想

 先週録画したきりだったUFCのビデオを遅ればせながら鑑賞。主要カードのみですが。

 まずはチャック・リデルVSランディ・クートゥアー。

 試合内容から言うと、高阪も触れていたようにランディはあと一歩が踏み込めなかった。リデル・ティトをなで斬りにしていた頃は、パンチの距離を作らせる暇もなく間合いを潰して組み付いていたと思うんだけど。今回もプレッシャーはかけていながら、結局最後までリデルの距離で戦ってしまっていた感じ。年齢による衰えか、前回の敗戦によるメンタル面の原因なのかは分からないけど。

 そして試合後のランディの引退宣言。ランディの敗戦はネットの見出しで知っていたけど、この展開は知らないままビデオを見たので本当に驚いた。
 初めて見たのは5年前の第2回KOKの時だけど、あの時既に37歳。ジョシュに敗れてのヘビー王座陥落からライトヘビー級へ転向、そしてリデル・ティト・ベウフォートとの数々の名勝負。単なる「ケンカ」とは別の次元に突入した今の総合格闘技の世界で、この年齢で最後までタイトル戦線に絡んだまま現役を全うしたというのは「凄い」の一言に尽きる。
 以前も書いたように、格闘家の引退はタイミングを見誤って惨めな姿を晒してしまうケースがままあるが、そんなイメージとは無縁な、完全燃焼した上での見事な引き際。誇り高き王者は気高く、そして堂々と金網を去る。
 「TUF」出身の新世代がリングを席巻し始めているUFC。長らく看板であり続けたリデル・クートゥアーによる今回のタイトルマッチは、UFCの歴史のひとつの節目だろうか。

 その他の試合の感想。レナート・ババルはやはり卒がない強さ。リデルへの時期挑戦者はこいつで決まりでしょう。

 ペジパーノが勝ったと聞いて「どんなサブミッションで?」と思いながら試合を見たら、カットした傷口へ徹底的なパウンド攻勢。総合2戦目の割にずいぶんエゲツないことをするね、この柔術王は。
 いずれにせよこれでペジパーノは一躍ヘビー級のトップコンテンダー。ヘビー・ライトヘビーともにグレイシーバッハが席巻するか?オルロフスキーと戦ったらさすがに殴り倒されそうだけど。

 「TUF」日本で放送してくれないかな。人気blogランキングへ
[PR]
by nugueira | 2006-02-14 08:28 | その他(総合・寝技系) | Comments(0)