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by nugueira
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のび太vsシウバ

 先日のONE Championship、メインのストロー級タイトルマッチの感想を。

アレックス・シウバ×-〇内藤のび太(判定)
 のび太がプレッシャーをかけ片足タックル。一度はシウバに振りほどかれローを入れられるが、しつこく前に出続けたのび太が再び組み付いてテイクダウン。トップキープを続けるが、シウバがアームロック狙いからスイープし立ち上がったところで1ラウンドが終了する。
 2Rも前に出るのび太、細かいパンチがけっこうヒットしている。シウバが自らタックルに行くが、がぶったのび太はケージ際の差し合いを制しトップを奪う。しかしシウバは足関節狙いからスイープ。のび太は背中をつける前に立ち上がり再び上を狙う…というポジション取りがめまぐるしく入れ替わる攻防。派手な打撃はないが場内から歓声が上がる。
 我慢比べになるがこうなるとのび太の土俵。3Rにパンチを入れるとシウバの蹴り足をつかんでテイクダウン。シウバもギロチンやヒザ十字を狙いながらしつこくポジションを入れ替えようとするが、のび太はトップポジションは取らせず自分がバックやトップをキープ。パウンドで削っていく。
 4Rも圧力をかけるのび太がシングルからテイクダウン。下からアームロックを狙いながら立ち上がろうとするシウバを倒し、しつこくトップキープ。シウバがアンクルホールドに行くが、これを外したのび太がトップからパウンドを入れていく。
 5R、これまでより強いパンチを振るうシウバ。グラウンドでもトップをキープしかけるが、のび太がまたもシングルレッグからテイクダウン。我慢比べの末に終盤はバックを奪い、場内に「のび太」コールを巻き起こしながら試合終了。
 ポジションキープでは優勢に立ちつつも決定的な場面は作れず、アームロックや足関節を狙い続けたシウバを支持したジャッジもいたものの、スプリットでのび太が辛勝。ダイレクトリマッチでベルトを奪還した。

 実にのび太らしい、結果を知った後で見ていてもハラハラさせられる試合。これをライブで見ていた人は勝ち組ですよ。昨年末のベルトを失った試合は未見なのだが、相手のシウバがまた噛み合う実力者だった。これまでは試合が進めば進むほど相手が根負けしてのび太のペースになっていったのだが、最後まで寝技合戦を繰り広げ五分に渡り合ったのはお見事。解説の大沢ケンジが言っていた「寝技の打ち合い」という表現がしっくりくる名勝負だった。この二人ならラバーマッチが実現してもおかしくないが、それこそ次は時間無制限でやってほしいぐらい。

by nugueira | 2018-05-19 20:18 | その他(総合・寝技系) | Comments(0)