比嘉vsマソン
2017年 10月 25日
比嘉は懐に入り左ボディから右アッパーを連打。マソンはガードを固めてボディを返す。比嘉は身長差を全く苦にしていない様子。
2Rも比嘉はジャブからボディ、さらに左右のアッパー連打。ガードをすり抜けアッパーが浅くヒットし、マソンの鼻が赤くなってくる。
3Rも比嘉は手数を出し続け、左ボディのダブル、さらに右アッパーのトリプル。4Rも比嘉は止まらず、トリプルどころか左アッパーを5連打、6連打と打ち込んでいく。マソンはガードを固め続けるが反撃の糸口がつかめない。
5R、ジリ貧のマソンは流れを変えようと手数を増やしていくが、比嘉は左ボディから左右のアッパー。さらに飛び込んでの左フックをヒットさせ、マソンが体勢を崩す。6Rに入るとマソンはクリンチで凌ごうとする場面が増えてくるが、比嘉は構わずボディからアッパー。左ボディをもらったマソンが苦しそうに後退し、比嘉のパンチをもらい続けるようになる。
7R、比嘉は攻撃の手を緩めることなくボディとアッパーの連打。右目にパンチをもらったマソンが根負けするように片膝をつきダウンするとそのままドクターチェックでストップとなり、比嘉が初防衛に成功。
世界王座を獲った試合でも比嘉のフィジカルの強さに驚かされたが、今回もそれに匹敵する、あるいはそれ以上のインパクト。以前は外国人挑戦者にこういうタイプがいて日本人王者がそれをどういなすか、という図式だったものだが、遂に日本人でこういう選手が出るようになったか。