Krush.79の感想
2017年 08月 23日
KANA○-×エミリー・マシュー(1R KO)
圧力をかけていくKANAに、マシューは細かいロー。構わず前に出続けるKANAが左右のボディを入れるが、マシューの返しの左がヒット。しかしKANAはなおもロープ際に詰めると、右フックを打ち抜く!一撃でグラついたマシューに追撃の右!マシューが倒れた瞬間セコンドがストップをかける、文句なしのKO。カウンターを被弾したのは危なっかしかったが、ヘウヘスとのリマッチへ準備は整ったか。
大和哲也○-×エルソン・パトリック(2R KO)
上背に勝るパトリックだが、大和は構わず懐へ飛び込みボディやミドル。2Rに入ると一層圧力を強めた大和がロープ際へ詰め左右のボディを連打するが、パトリックの右ストレートが入り大和が出血。ストップがちらつき一転ピンチになる大和だが、再開後にボディからの連打でダウンを奪うと、すぐさまカウンターの右を叩き込み2度目のダウン。最後はコーナーに詰められたパトリックがストレートを打ち抜かれたところでストップ。大和がピンチを力ずくで振り払うようなKO勝利。
野杁正明○-×ディエゴ・フレイタス(2R KO)
野杁はロー、ボディ、ヒザと相変わらず上下左右に散らす多彩な攻め。フレイタスもK-1ルールへの適応は問題ないようで、額をつけるような近距離でパンチ・ヒザを繰り出し合う。それでも野杁は三日月蹴りやアッパー3連打を繰り出し、優勢な印象で1R終了。
2Rも近距離でのコンビネーション合戦となるが、野杁が左ボディからヒザを突き上げると、グラついたフレイタスにパンチ連打から右ハイ!ダウンしたフレイタスは立ち上がりかけるものの再び倒れてしまい、野杁がインパクト十分のKO勝利。
実況席が言っていたようにセミ終了の時点でハードルを思い切り上げられていた状態、かつ相手も油断できないレベルの選手だったが、最後はきっちりKOで締めてみせた。K-1の65キロ戦線は野杁vs大和に収れんされていくのかな。