UFN110の感想
2017年 06月 11日
ストラッサーは序盤からスタンドでパンチをもらい続け、組んでもテイクダウンが奪えない苦しい展開。2Rに蹴り足をつかんでテイクダウンに成功するが、ラウンド後半は上を取り返されバックマウントからチョークを狙われる。3Rは序盤からテイクダウンを取ったストラッサーがバックマウントをキープし続けるが、反撃も届かずスプリットの判定負け。
後半は追い上げることができていたし、ブランクを考えれば悪くない動きだった。もう1試合チャンスをあげてほしいなあ。
アレクサンダー・ヴォルカノフスキー○-×廣田瑞人(判定)
1R、ヴォルカノフスキーがケージへ押し込むと、離れ際に右フックを入れ廣田ダウン!ダメージの残る廣田にヴォルカノフスキーは攻め込むが、廣田はなんとかKOは免れる。
ヴォルカノフスキーは2Rも離れ際のバック肘で廣田をグラつかせ構成。テイクダウンを取りたい廣田だがダブルレッグで組み付いてもヴォルカノフスキーに堪えられてしまい、いいところなく完敗。打たれ弱さも垣間見えたし、今後への好材料が見えてこない厳しい負け方。
ティム・エリオット×-○ベン・ウェン(1R チョークスリーパー)
タックルからテイクダウンを狙うエリオットだが、ウェンが首投げを潰してバックに回ると、一気にチョークスリーパーで締め上げ一本!緊急出場とはいえTUFウィナーのエリオットを破る大アップセット。
ダン・フッカー○-×ロス・ピアソン(2R KO)
序盤から身長で上回るフッカーがローをヒット。ピアソンの飛び込みながらのパンチに押し込まれそうになる場面もあったが、2Rにカウンターの跳びヒザ一閃!フッカーがシビれるKO勝利。
デレク・ブランソン○-×ダニエル・ケリー(1R KO)
じりじり前に出るケリーにブランソンの左がクリーンヒット!衝撃のワンパンチKO。どうしてアンデウソン相手にこれができなかったのか。
デリック・ルイス×-○マーク・ハント(4R KO)
1Rから前に出て圧力をかけていくハント。ルイスもパンチやハイを出していくがハントの前進は止まらず、じりじりと追い込んでいく。3Rにルイスはフックをぶん回すものの空振りが続き、完全にガス欠モード。
迎えた4R、ハントはケージ際に詰めてボディへパンチを入れ続け、ルイスがギブアップ。ルイスの心を折ったハントが嬉しい地元でのKO勝利。敗れたルイスは試合後に引退を表明してしまい、ハントが勝ったのは嬉しいがヘビー級の新陳代謝が遠のいてしまった感じ。