ウォードvsコバレフⅡの予想
2017年 06月 10日
昨年11月の対戦ではコバレフが序盤にダウンを奪うも、中盤以降距離をつかんだウォードが着実に有効打を入れ、ジャッジ三者とも1ポイントという接戦を制し逆転勝利。これだけのカードのダイレクトリマッチがこのショートスパンであっさり実現してしまうと逆に驚きなのだが、議論の余地のある判定だっただけに完全決着のチャンスが設けられるのはファンとしても大歓迎。前回の試合を見て「またやるの?」と思う人は皆無でしょう。
勝敗予想の方だが、やはり第1戦と同様「前半決着ならコバレフ、長期戦になればウォード」という見方が妥当か。コバレフは細かいフェイント合戦など技術面でもウォードに引けをとらない動きを見せていたが、やはり後半戦に集中力を切らしガードが雑になる場面があった。前回は2Rにダウンを奪いながらそこからの逆転を許したが、リベンジするならああいった好機を逃さず一気にフィニッシュに持っていくしかなさそう。
ただ、今回の試合を「2回目の対戦」ではなく「13ラウンドからの続きを戦う」と捉えた場合、やはりウォードが有利。コバレフの圧力と距離感をフルラウンドの戦いを通してつかんだことは大きなアドバンテージになっているはずで、コバレフにとっては序盤から「長い後半戦」を戦うことになる…という見方もできそう。KOは難しいが、ウォードが第1戦以上に明確な差をつけてコバレフを返り討ちにするのではないかと予想。