アルド陥落!
2017年 06月 04日
ジョゼ・アルド×-○マックス・ホロウェイ(3R KO)
ホロウェイが前に出てくるが、アルドはホロウェイの飛び込み際にパンチを合わせ、ホロウェイのパンチはバックステップでかわす。ホロウェイは離れ際にも左フックを出してくるが、アルドは回避。アルドのワンツーが入り、下がったホロウェイにアルドが連打から跳びヒザ!ホロウェイはなんとか凌ぐが、ペースを握ったのはアルド。
2Rもアルドのジャブがホロウェイを捕え、さらにボディもヒット。ホロウェイはそれでも怯むことなく圧力をかけ、近距離での打ち合いが増えるスリリングな展開に。アルドは接近戦でも打ち負けることなくアッパーを入れるが、手数が落ちてきたか。
3R、やや疲れの見えるアルドにホロウェイはなおも圧力をかけ接近戦でパンチの連打。打ち返すアルドだが、ホロウェイのワンツー、そこからさらにワンツーが直撃しダウン!上を取ったホロウェイは強烈なパウンドを連打。ホームでの試合ということもありマッカーシーも相当様子を見たが、アルドが殴られ続けたところでようやくストップ。昨年のヴェウドゥム同様、ホームでの王者陥落に場内はお通夜のような空気。
アルドの動きは悪くなく、接近戦でも打ち負けない辺りはかつての横綱相撲を思わせたのだが、2R終盤辺りから急に足が使えなくなってしまった。コンディションやアルドの力の低下云々よりも、被弾してもしつこく前に出続けて最後にワンツーの距離をつかんだホロウェイを褒めるしかないか。
アルドにとっては出会いがしらにやられてしまったマグレガー戦よりも、今回の敗北の方が痛いのは間違いのないところ。2度のKOによるダメージの蓄積も不安材料だが、年齢的にはまだまだやれるはずだし、ホロウェイ戦の前に示唆していたライト級転向も含め、ここからのカムバックを信じたい。
お互いの距離を潰しあう消耗戦に先にアルドの方が精神的に疲れてしまった様に見えました
入場時の表情を見てると既に試合前から一杯一杯だったのかも
マクレガーの件と合わせて考えるとアルドの弱点はメンタルかもですね
プロモーション側との間でゴタゴタしている空気は伝わってきていましたし、モチベーション維持に苦しんでいた部分はあるかもしれませんね。これまでの激闘の数々を振り返れば、決してメンタル的に弱い選手ではないと思いたいんですが。