反り立つ壁に撃沈。


by nugueira
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

K-1 WORLD GPの感想(トーナメント編)

 K-1のライト級王者決定トーナメント、ダイジェスト的に感想を。

卜部功也×-○ゴンナパー・ウィラサクレック(判定)
 ゴンナパーがスイッチを繰り返しながらローと右フックを入れるが、功也もラウンド終盤にはパンチ連打をまとめて追い込む。様子見なしでお互い倒しに行っている、期待通りのヒリヒリする好勝負。
 それでも流れは功也に傾いてきたか…と思えた2R後半、功也のパンチにゴンナパーがどんぴしゃの左ハイを合わせダウン奪取!ダメージの残る功也はそれでも3Rに追い上げを見せるが届かず、初戦敗退。
 勝敗を決定づけたダウンは「あそこでハイが飛んでくるかあ…」と唸るしかない一撃。功也としては1R後半のチャンスに攻め切れなかったのも痛かった。やはり体重も含めてゴンナパーに分があったか。

佐々木大蔵×-○ウェイ・ルイ(2R KO)
 ウェイはゴンナパーとも、この後に出てきたスペトゥクとも違うコメントしづらい強さ。圧力はかけているのだが強引さは感じさせず、佐々木の攻撃をいなし続けながら左フックでダウンを奪う。戦歴豊富なムエタイファイターに近いのかなあ、と思いながら見ていたのだが、2Rの相打ちのフックでダウン→すぐさま右ストレートでフィニッシュという流れはそれとも違う感じ。目覚めつつある格闘大国から凄いのが来ちゃった。

平本蓮○-×ゴンナパー・ウィラサクレック(1R KO)
 戦前は功也vsゴンナパーを事実上の決勝と見立てていて、ゴンナパーが勝った瞬間「はい、優勝決定!」と思ったのだが、これで終わってくれないからK-1は怖い。開始からロープ際に詰めてパンチの打ち合いに持ち込んだ平本が瞬く間に2度のダウンを奪い、まさかの決勝進出。
 一回戦での消耗が激しかったゴンナパーにつけ込んだ形だが、18歳がその戦略を選んで本当に勝つなんてそうそう起きることじゃない。いやもう、神ってた。

平本蓮×-○ウェイ・ルイ(判定)
 準決勝のスペトゥク戦では正真正銘の「アンタッチャブル」ぶりを見せたウェイだが、さすがに疲れもあるのか決勝では平本のローを繰り返し被弾。2R終盤にはかなり効かされた様子も見せていたが、それでもパンチを着実に入れていく。かなり競った展開だったが、判定はスプリットでウェイ。大混戦のトーナメントは中国人初のK-1王者誕生というエンディングで幕を閉じた。
 優勝候補筆頭の功也が初戦敗退という、テンションや勝負論的な興味がガタ落ちしてもおかしくない展開だったのに、そこから予想外の方向へ盛り上がり続けていったのが凄い。階級変更を示唆している平本はおくとしても、功也vsウェイ、功也vsゴンナパーⅡ、ゴンナパーvsスペトゥクと、これから見たいカードがこの一日だけで続々と生まれてきた。さっき平本に「神ってる」という表現を使ったが、K-1の興業自体が神ってるな。

[PR]
by nugueira | 2017-02-25 23:19 | K-1 | Comments(0)