反り立つ壁に撃沈。


by nugueira
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田中vsフエンテス

 大晦日のWBO世界ライトフライ級王者決定戦、田中恒成vsモイセス・フエンテスの映像を見たので感想を。

 開始直後からリードジャブが冴える田中。そこから右を打ち込みフエンテスの顔面を跳ね上げ、上々の出足でスタート。2Rでは圧力を強めたフエンテスに左右のフックを打たれるが、一度距離を取って立て直した田中はロープ際に詰めて連打。すぐにペースを奪い返す。
 3R、田中はボディを入れてフエンテスを下がらせると、そこから左右のフックをヒット。上下の打ち分けで着実に有効打の数を増やしていく。スピードに勝る田中のフットワークをフエンテスは追い切れず、4Rは田中が横に回り込みながら左右のパンチを入れる。
 迎ええた5R、田中は引き続きフットワークでフエンテスを翻弄すると、ロープ際でボディからショートの連打。フエンテスはガクリと腰を落としながらなんとかダウンは免れるが、田中が再度連打を叩き込むと力尽きたようにダウンし、すかさずレフェリーがストップ。

 田中は最短王者記録狙いのマッチメイクにあざとさを感じてしまいあまり注目していなかったのだが、今回は満点というしかない試合内容。フットワークでフエンテスの距離を外しつつ序盤から攻めるべき場面は積極的に仕掛け、危なげなくKOに仕留めてみせた。奇しくもライトフライ級はこれで日本人世界王者が3人。田中は知名度を上げるためには田口や八重樫との統一戦を狙うべきだし、実際に面白い試合になると思うのだが。

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by nugueira | 2017-01-25 23:00 | ボクシング | Comments(0)