RIZIN(大晦日)の感想①
2017年 01月 07日
那須川天心○-×カウイカ・オリージョ(2R アナコンダチョーク)
積極的にテイクダウンしていく那須川、オリージョのガードに粘られつつも最後はがぶりの体勢からアナコンダチョークで一本。練習の成果を試合できっちり発揮できちゃうんだから、やっぱり怪物だわ。
噛ませ相手とはいえ、ショートスパンでのMMA2連戦はキャリアの積み方として健全と言い難いのは確かだが、世間に那須川の存在を届かせるためにはこういう飛び道具的な仕掛けは必要なのでは。どうせなら今後もRIZINに出るときはMMAルールで挑戦し続けてほしい。
ミルコ・クロコップ○-×バルト(1R KO)
距離を取りたいミルコだが、バルトはパンチを打ちながらコーナーへ押し込む。ミルコもこの展開を続けられると苦しいか…と思いきや、レバーへヒザをもらったバルトがあっけなくダウンし秒殺決着。なんだこの分かりやすすぎる勧善懲悪劇は。
桜井マッハ速人○-×坂田亘(2R TKO)
マッハがトップポジションからこつこつパウンドを入れて1Rを終えた時は「こいつら空気読まずに判定まで戦わないだろうな」と不安になったが、2Rにマッハが頭部へのヒザからパウンドでTKO。テレビ向けの試合でしかないが、坂田の生き様は見れた。試合後にマイクを持たずリングを下りたのも良かったと思う。
ギャビ・ガルシア○-×堀田祐美子(1R TKO)
開始と同時に堀田が四方のロープへ跳ぶ!が、途中でギャビのパンチ!ギャビも日本で食っていくつもりならこの辺のワビサビを覚えないと駄目だろうに。
試合後の乱闘(寸劇?)が地上波で流れなかったのは残念だが、まあギャビvs女子プロ軍団という今後のストーリーラインが出来上がったのは歓迎すべきでは。
才賀紀左衛門○-×ディラン・ウエスト(1R TKO)
才賀がスタンドで押しつづけ難なくTKO勝利。噛ませ相手にしっかり期待通りの仕事をした。というか今後はそれこそKOTCなりパンクラスでガンガン試合をこなさないとせっかくの素材が勿体ないのでは。これはアーセンにも共通するんだけど。