反り立つ壁に撃沈。


by nugueira
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コバレフvsウォード

 3団体統一世界ライトヘビー級タイトルマッチ、セルゲイ・コバレフvsアンドレ・ウォードをWOWOWオンデマンドで観戦。

 ジリジリ圧力かけるコバレフに対し、ウォードはすっと距離をキープ。相打ちの左が入りウォードが一瞬ぐらつく!コバレフはさらに左ジャブ連打から右をヒット。やはり一発の威力はコバレフか。
 2Rに入り圧力を強めるコバレフ。ジャブから右ストレート、さらに打ちおろしの右。さらにカウンターの右をヒットしウォードが両膝を着くようにダウン!序盤からコバレフが一気に流れをつかんだ。
 3Rもコバレフがジャブから右。ダメージの残るウォードだが、飛び込んでの左もヒットする。続く4Rもウォードが左を出すが、コバレフはその外から巻き込むような右フック。逆に左ジャブを突き刺していく。
 5Rも圧力をかけるコバレフだが、ウォードは下がりながらも懐に飛び込んで左。徐々に立て直してきたウォード、有効打の数が増えてきた。6Rは細かいフェイントの掛け合いからコバレフがカウンターの右。ウォードがそれをスレスレでかわすヒリヒリする攻防。
 7R、ウォードの飛び込んでの左ジャブが立て続けにヒット。コバレフ集中力が落ちてきたか?だが終盤コバレフも強烈な左ジャブを打ち込む。8Rも立て直してきたウォードが左をヒット。コバレフも左のダブルを返すが、ウォードは距離が詰まると左右のボディ。
 9Rはウォードがボディストレートからワンツー。コバレフは圧力はかけ続けるが、タイミングを読んできたウォードが打ち終わりにパンチを合わせる。10Rもウォードの左がヒット。だがコバレフは圧力を強めると、相打ちの左ジャブから右のカウンター。当たりは浅いが終盤で流れを引き留める。
 両者疲れた様子を見せる11R、コバレフが左の相打ちから右を入れるが、ウォードは堪える。ラウンド終盤は逆襲に転じたウォードが左をヒット。コバレフの顔面を跳ね上げる。
 12R、両者消耗が激しい。ウォードがボディを入れるとコバレフもボディ返す。コバレフが圧力をかけるがお互い決定打が出ずに試合終了のゴング。

 個人的採点では114-113でコバレフだったが、ジャッジは三者とも114-113でウォード。無敗対決を制し一気に3本のベルトを手にした。
 11、12Rあたりをどう取るかで勝敗が入れ替わる、超のつく大接戦。コバレフは試合後のインタビューでジャッジに苦言を呈していたし実際議論を呼んでも仕方ない結果だったが、試合内容自体は年間ベストバウト級の名勝負。戦前は大まかにいうと技術のウォードvsパワーのコバレフという印象だったが、コバレフは6Rのフェイント合戦をはじめ、技術面でもウォードと五分以上に渡りあってみせた。結果的に集中力を落とした後半にポイントを失ってしまったわけで、2Rのダウン後に一気に決められなかったのが響いたか。逆に言うと2Rまでの劣勢にも関わらず、後半に流れをひっくり返したウォードもお見事。両者とも期待値を裏切らない、至高の世界戦だった。

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Commented by みゆパパ at 2016-11-28 08:55 x
試合そのものはヒリヒリした展開で面白かったことは間違いないですし、変なジャッジがされたとも思いませんが、
アメリカ人×ロシア人の試合をアメリカで開催で、ジャッジが3人ともアメリカ人っていうのが、色々と物議を醸していますね。

いちファンとして、両者のリマッチは是非とも観たいところですので、交渉で変にこじらせることなく実現させてもらいたいです。

WOWOWでの放送は来週となってしまいますが、
ロマチェンコ×ウォータースも別の意味で必見ですよ!
Commented by nugueira at 2016-11-29 23:30
>みゆパパ様
 これまであまり気にしていませんでしたが、ジャッジは第三国の人にしないんですね。ロマチェンコvsウォータース、情報遮断には失敗しましたが楽しみにしてます。
by nugueira | 2016-11-20 23:27 | ボクシング | Comments(2)