反り立つ壁に撃沈。


by nugueira
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UFC205の感想(タイトルマッチ)

 UFC205の感想、まずは3大タイトルマッチから。

ヨアンナ・イエンジェイチェック○-×カロリーナ・コヴァケビッチ(判定)
 1R、スイッチを繰り返すコヴァケビッチにヨアンナが左右のパンチ連打からローのコンビネーション。コヴァケビッチが組み付くが、ヨアンナは首相撲からのヒザで攻める。
 2Rもコヴァケビッチがケージに押し込むもののヨアンナが離れ際にヒジ。コヴァケビッチがなおもシングルからケージに押し込むがヨアンナは堪える。さらにハイキックをつかんだコヴァルケビッチが三度押し込むが、ここもヨアンナは倒れず、終盤にはバックブロー。
 3Rに入るとヨアンナがワンツー、ヒジ、首相撲からのヒザ、ローと多彩な打撃でコヴァケビッチを翻弄。ケージに押し込みながらのワンツーが効いた様子。
 いつものヨアンナの勝ちパターンになったか、と思った4R、打ち合いからコヴァケビッチの右ストレートがヒット!効かされて下がるヨアンナに追撃の連打を入れるが、組みついてバックを取ったヨアンナは一息ついて立て直すと徐々に反撃。終盤には逆に首相撲からのヒザを効かせる。5Rは持ち直したヨアンナが再び攻勢となり、二段蹴りからのヒジ連打などでコヴァケビッチを攻め続け完勝。
 不用意な一発はもらってしまったものの、「ヨアンナ強し」を実感させる試合内容で4度目の防衛。今のUFCでは禁句かもしれないが、この王者を崩す選手はしばらく出てきそうにないなあ。負けるとしたらそれこそ今日のように打ち合いから一発もらってしまうパターンぐらいしか思いつかない。

タイロン・ウッドリー○-×スティーブン・トンプソン(判定)
 距離の測り合いからトンプソンの蹴り足をつかんだウッドリーがテイクダウン。ハーフガードの体勢でトップをキープしたままパウンド・ヒジを落とし続け1Rを終える。トンプソンは早くも顔面から流血。
 2Rはウッドリーが組み付いてケージへ押し込むが、距離を取ったトンプソンは後ろ回し蹴りから左のボディストレート、ストレートをヒット。蹴り技が出ない代わりに左がよく入る。3Rも圧力をかけるのはトンプソン。サイドキックからのワンツーがウッドリーを捉える。
 流れがトンプソンに傾いてきたかと思えた4R、トンプソンが引き続き圧力をかけるが、ウッドリーの右ストレートで吹き飛ばされる!ウッドリーはさらに追撃の右を叩き込むと、ダウンしたトンプソンにパウンドラッシュ。スタンディングチョークからギロチンに移行して絞め上げるが、トンプソンはなんとか凌ぐとパウンドで反撃。
 5Rはトンプソンが圧力をかけながら単発のパンチとハイキックをヒット。ウッドリーは攻め疲れか手数が出ない。終盤はウッドリーがようやく出ていくがトンプソンがパンチを入れて試合終了。
 2・3・5をトンプソンが取って勝つというパターンもあるのか?と思ったが、判定はウッドリー1-0のドロー防衛。さすがに4Rは10-8がついたか。ここまで快進撃を続けてきたトンプソンだが、ウッドリーの爆発力は凌ぎ切れなかった。ドローとはいえダイレクトリマッチはどうかなあ。そろそろマイアにもチャンスをあげてほしい。

エディ・アルバレス×-○コナー・マクレガー(2R KO)
 1Rはアルバレスが細かいローを繰り出すが、アルバレスが踏み込んだところにマクレガーの左が入りダウン!すぐ立ち上がるアルバレスだが、マクレガーは圧力を強めると左のダブルでまたもダウンを奪う!アルバレスは下から足関節にいくがここはマクレガーがディフェンス。スタンドに戻った後はアルバレスの右も浅く入るが、マクレガーの伸びてくる左が怖い。
 2Rもアルバレスは飛び込んでの右を放っていくが、マクレガーもカウンターの左を返す。アルバレスがシングルでケージに押し込むがテイクダウンは取れない。距離が離れた後、飛び込んだアルバレスの打ち終わりにマクレガーが4連打!吹き飛ばされるようにアルバレスがダウンしたところでレフェリーがストップ。マクレガー、いともたやすく2階級同時制覇を達成。
 まず最初に好き嫌いの話から始めるとマクレガーのことは大嫌いなのだが、それにしても今回の試合には「参りました」の一言。フィニッシュは止めるの早くない?と思ったが、スローで見たら4発入ってるのね。あのタイミングとスピードでパンチを繰り出せる選手はおそらくマクレガー以外に存在しないのでは。アルバレスは残念ながら相手が悪すぎた。
 噂された長期欠場の話は出ず、今後のプランは明言しなかったマクレガー。とはいえさすがにフェザーのベルトは返上すべきでは。この1年は上の階級でしか試合をしていなかったし、もう体重が落とせないでしょう。

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Commented by みゆパパ at 2016-11-14 08:13 x
マクレガー大嫌いで参りましたの心境、私も全く同じ感想です。
昨日の試合観ていたら、本気でメイウェザーにも勝ててしまうのではないかとさえ感じてしまいます。

これまたヌゲイラさん同様、昨日の体つき見るに、フェザーに落とすことなんて出来ないのではないでしょうかね。
これまた本気でウェルターまで獲ってしまうと思わせますね。

UFCとMSGのゲート収入新記録だそうで、
不本意ながらマクレガー中心の動きはまだまだ続きそうですね。
Commented by スラッカー at 2016-11-14 21:56 x
いやー本当に参りました
まさかマクレガーのボクテクがこれ程とは
ヌゲイラ様の眼力に脱帽です
自分はそりゃボクテクだけをとったらマクレガーが上だけど…と思っていましたが、上なんてものじゃなく天地の差があった感じでした
自分もメイウェザーとボクシングをしても勝負になるんじゃないかと思います

ただやはりもうフェザーに戻すのは無理だと思うのでフェザーのベルトは返上させるか、
固執するなら王者は年に一度は防衛線を義務付ける等の縛りを入れるべきかと
Commented by nugueira at 2016-11-27 10:10
>みゆパパ様、スラッカー様
 フェザー時代以上に相手との打撃のスキル差が際立っていたように思います。ライトが適正階級なんでしょうね。
 今回の試合を見せられたら好き嫌い以前にもう文句は言えないですね…。
by nugueira | 2016-11-13 23:38 | UFC | Comments(3)