反り立つ壁に撃沈。


by nugueira
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青木まさかの王座陥落!

 AbemaTVで観戦したONE、セミとメインの感想を。

マラット・ガフロフ○-×ジャダンバ・ナラントンガラグ(1R チョークスリーパー)
 ナラントンガラグが前に出てパンチ。右フックが浅くヒットする。しかしローの打ち合いからナラントンガラグがバランスを崩したところで、ガフロフすかさずトップキープ。亀になったナラントンガラグのバックにつくと、足を差し込み四の字フックへ移行する。力ずくでバックチョークを極めようとするが、ここはナラントンガラグが凌ぐ。しかしガフロフは立ち上がる隙を与えずサイドに移行した後、再びマウントからパウンドで削っていき、終了間際に再びバックについて力ずくでバックチョーク。ナラントンガラグが失神しレフェリーストップ。
 「来ると分かっていてもよけられない」のが必殺技の条件なわけだが、その意味でガフロフのバックチョークは文句なしの必殺技。技術云々じゃなく力ずくで極めきっちゃうんだもんなあ。これは打つ手がなくなるわ。

青木真也×-○エドゥアルド・フォラヤン(3R TKO)
 1R、青木が両差しから足を掛けてテイクダウン。バックについて四の字フックの体勢を取るがそこから先は攻め切れずフォラヤンに立たれてしまう。青木はこの後もシングルからしつこくテイクダンを取り1Rを終えるが、割合簡単に立たれてしまっているのが気がかり。
 2Rはスタンドで見合う展開が続き青木のタックルが切られるものの、フォラヤンが跳びヒザでバランスを崩し青木がトップポジションへ。しかしフォラヤンは蹴り上げからスタンドに戻すと、ラウンド終盤はバックスピンキック、ボディストレートを立て続けにヒット。
 青木には嫌な流れに傾いていた3R序盤、青木のタックルにフォラヤンがカウンターの膝をヒット!効かされうずくまった青木にフォラヤンがパウンドを連打し、レフェリー島田が遅めのストップ!

 誰もこういう結果を予想していなかったという点ではロックホールドvsビスピンに匹敵する…あるいはそれを上回る、今年のMMA最大のビッグアップセットなのでは。軽い気持ちでパソコンの前に座っていたら、歴史的な場面に立ち会ってしまいしばし言葉を失った。
 ただ、青木の動きが序盤から精彩を欠いていたのは確かで、1Rもグラウンドで圧倒しながら有効な攻めにつなげられずあっさり立たれていた。調整ミスなのか衰えなのか、とにかく出会い頭の一発ではない負け方だけにダメージは大きい。
 「とんがった言動をしながら、結果を出すことで周囲を黙らせる」のがここ数年の青木のスタイルだったわけだが、唯一絶対の後ろ盾である勝利をつかめなかった青木。果たしてここからの巻き返しはなるのか…。

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Commented by ひで at 2016-11-12 21:23 x
青木の肩を持つつもりはないですけど、最近のONEの計量は特殊で体重以外に尿酸値(かな?)とか細かい人間ドック並みにチェックがあるみたいで、横田もかなり計量で苦戦して本来の力が出せなかったみたいです。 負けは負けですが単純に普通の計量であればまた違う結果になった可能性も否定できないかと
Commented by スラッカー at 2016-11-12 22:57 x
深夜に渡る放送なのでスマホを顔面に落しつつ視聴してましたが、最後で一気に目が覚めてしまいました
仰る通り負けるべくして負けた負け方だったのが衝撃です

それでも実力的には相手に対して決して劣ってるとは思えないのが残念です
タックルや寝技に拘らずちゃんと立ちでも寝でも散らして削る戦い方をすれば…
当初に立てたプランに固執してしまう性格なのか省エネ派なのか…
後者ならば性根を入れ替えない限り「超」一流にはなれないという事に

兎に角日本人的には残念ですが、これでONEはローカルではなくメジャーの一角であるという証明になりましたね


Commented by みゆパパ at 2016-11-16 13:50 x
遅ればせながら試合映像観ることができました。

計量うんぬんは、対戦相手も同じ条件でしょうから、
勝敗の理由にすることは無理があるかなとは思います。

2R立たれた後ケージに押し込んでいた際、何発かヒザを腹にもらっていましたが、そのうちの一発の衝撃が青木の背中まで響いていましたね。
そこからプレッシャーかけられなくなっていたので、
あれが効いてしまったと思いました。

3Rのヒザもカウンターというよりは、ダメージ残る青木がしっかり踏み込んでタックルいけず、ヒザをもらう空間が残ってしまっていたという感じではないでしょうか。

スラッカーさん同様、実力が劣っているとは思えないので、再戦すれば勝つ要素はあるのではと思います。
Commented by nugueira at 2016-11-27 10:07
>ひで様
 ゴン格にインタビューが載っていましたが、計量の影響か体格差をかなり感じたようですね。

>スラッカー様
 仰るとおりONEのレベルの証明になりましたが、青木超えを果たしたのが日本人でなくフィリピン人というのがまた切ないです。

>みゆパパ様
 イヴォルブでの練習環境も含め、いろいろ葛藤があったようです。実力云々以上に、再起のためには見直す点が多いでしょうね。
by nugueira | 2016-11-12 15:01 | その他(総合・寝技系) | Comments(4)